「ヘルシーなものしか食べられない!」新型摂食障害にご用心

グルテンフリーやシュガーフリー、糖質オフにビーガン。美しいセレブのストイックな食事法を見ていると、「パンやお米や砂糖なんて体に悪い。オーガニックのグリーンスムージーやサラダしか食べたくない!」と危機感にとらわれる人は多いはず。その一方で、行き過ぎたヘルシー志向から必要な栄養素が取れずに健康を損なう、新タイプの摂食障害「オルトレキシア」に悩む人が増え、問題になっている。


Photo by instagram @thebalancedblonde

1997年にスティーブン・ブラットマン博士によって提言された「オルトレキシア」は、「極端な先入観をもって不健康だと考える食品を避けることで引き起こされる、摂食障害や精神障害」とされる比較的新しい概念だ。
ブロガーのジョーダン・ヤングも、そんなオルトレキシアに悩まされた一人。2014年にダイエットを決意し、ビーガン、グルテンフリー、シュガーフリー、オイルフリー生活をスタート。2年間のストイックな食生活を続ける間に、原因不明の腹痛に悩まされるようになる。体調不良をきっかけに食生活をバランスのよいものに見直し、ブログのタイトルも「VEGAN BLONDE (ビーガンのブロンド)」から「BALANCED BLONDE(バランスのいいブロンド)」に改名。『ビーガンをぶっ壊す〜ある女性がビーガン崇拝、極端なダイエット、オルトレキシアからバランスの取れた生活を見つけるまでの旅路〜』という本を出版し、行き過ぎたヘルシー志向に対する警鐘を鳴らした。


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食べる喜びよりも、何を食べたかが気になったら要注意! 2〜3個当てはまったら、オルトレキシアの疑いがあるかも。

【オルトレキシアチェックリスト】
・ヘルシーな食について1日3時間以上考えていますか?
・何日も前から食事のメニューを計画していますか?
・おいしい食事を食べる喜びより、何を食べるているかのほうが重要ですか?
・食事の質がよくなるにつれて、人生の質が低下していませんか?
・以前より自分に厳しくなっていますか?
・あなたの自尊心はヘルシーな食で保たれていますか? 内心、健康的に食べてない人を見下していますか?
・ヘルシーな食のために、好物を我慢していますか?
・ヘルシーな食のために友人や家族と外食をするのが難しくなりましたか?
・ヘルシーな食のルールを守れなかった時に、罪悪感や自己嫌悪を感じますか?
・計画した通りに食べられた時、自分を完璧にコントロールできてる気分になりますか?


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ヘルシーでクリーンな食生活も行き過ぎは禁物。真の意味での健康を目指すなら、食べる喜びを満喫し、仲間や家族と食卓を囲み、好きな食べ物を思い切り味わう楽しみを大切に過ごそう。

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