ジェーン・バーキンが教える「究極に女らしいリップ選び」

今も色褪せぬスタイルアイコン、ジェーン・バーキン。彼女が「誰ともかぶらずにしっくり似合う、究極に女らしい自分だけのリップカラー」を選ぶために実践している、驚くべき方法とは?

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ジェーン・バーキンが来日した際に、ヘアメイクを担当した岡田いずみさん。少し緊張しながらメイクルームのドアをあけると、そこにはショーツ一枚だけを身につけたトップレス姿のジェーンが人懐っこく微笑んでいたという。あまりにも無防備な姿を目の当たりに慌ててガウンを探すと、「その必要はないわ」と制された。実は、彼女がトップレスで待っていたのは「バストトップの色に合わせたリップを塗ってほしい」とリクエストするためだったのだ。

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2人はその日が初対面だったが、ジェーンはいたって開放的でフレンドリー。「唇は性器を想像させる、女らしさのシンボル。他のパーツはすっごくナチュラルなのが好きだけど、リップの色だけはバストトップの色を見て決めてほしいの。そのものズバリをみせるわけにもいかないしね」。自然体であることと、女らしくあることはどちらも彼女にとって欠かせない要素。さりげなくミニマムに、でも究極に女らしい自分だけの色をグッと効かせたいというこだわりが、その言葉から伝わってきたそう。さらには、「チークは、オーガズムのときの上気感を再現するもの」という名言も!

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リップメイクの起源については諸説あるが、ジェーンのエピソードで思い出すのは、唇が生殖器を連想させるパーツであるという話。かつて人間がサルだった頃はお尻が充血し赤くなることで発情を知らせていたが、進化過程で二足歩行をはじめ衣服を身につけたことによりお尻は隠れてしまった。その代わりに、目につきやすい唇を染めることで、自らの状態を告知するようになったとか……。

自然体で究極に女らしいミニマムメイクを叶えるために、バストトップの色に合わせたリップをリクエストしたジェーン。一連の発言は、ピチピチの20代の頃のものではなく、3人の娘を生み育てた60代の彼女が語ったものだということに注目したい。岡田さんによれば、ジェーンの第一印象は「サバサバしていながら、少女のように笑う人」。恋愛をちゃんと楽しんでいる女子という雰囲気と若々しさ、たくさんのいい恋愛をしてきたからこそ行き着いたであろうピュアさを感じたという。

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今もなお、セクシュアルな自分を気負いなくナチュラルに謳歌するジェーン・バーキン。何歳になってもピュアでセンシュアルな女性でいるために、まずはジェーンを見習ってリップの色を見直してみるのもいいかもしれない。

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