底冷えする夜に、魅惑のスパイス「ヒバーチ」 #深夜のこっそり話 #504

54年ぶりに11月の初雪を観測した東京。いきなりぐぐぐーんと気温が低くなりました。夜遅くに仕事を終えて一歩外に出ると、暖房でぬくぬくしていた体がびっくりして縮こまるのを感じます。そんな寒い日には、エディターSがチャイを飲むように、スパイスの力で体を温めたい。特に体の芯から冷え込む夜は、トウガラシたっぷりのキムチチゲや、花椒が効いた火鍋が恋しい。もちろんカレーも。

中でもハマっているスパイスがあります。それは「ヒバーチ」。石垣島へ旅行し、名物のソーキそばを食べようと食堂に入った時のこと。各テーブルに見慣れないスパイス「ヒバーチ」が置いてあったのです。店員さんに「そばにかけると美味しいですよ」と教えていただき、恐る恐る一振りしてみると、ふわりと立ち昇るシナモンのような甘い香り。麺と一緒に口へ運ぶと、ブラックペッパーをマイルドにしたような辛さが広がります。それが豚骨で出汁を取った、あっさりスープにぴったりなのです。旅行したメンバーは男女合わせて7人でしたが、「美味しい!」と口を揃えて沢山振り振り。なんと全員がお土産に買って帰りました。

甘さと辛さを併せ持つ
エキゾチックな風味の「ヒバーチ」は、沖縄料理だけでなく、中華風の野菜炒めや洋風の肉料理にも合うので愛用しています。血流を良くして冷えを改善してくれるそうで、食べると体がぽかぽかに。最近ではスーパーなどでも売っているようなので、冬を乗り切るスパイスに加えてみてはいかがでしょうか。(エディターSH)

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