「キス写真」と「ジェネレーションギャップ」 #310

すでに5月の半ばを指すカレンダーを見て仰天しているのは、私だけでしょうか? つい先日年明けを祝ったかと思えば、もう今年も半分が経とうとしているなんて。そんな私の人生は、絶賛結婚ラッシュ第二波を観測中。ジューンブライドの来月のカレンダーには、3つもの結婚式がしっかりと記されています。

友人たちの新たな人生の門出を祝うのは大いに喜ばしいことですが、結婚式3回はスケジュール的にもお財布的にもツラい!というのが正直なところ。自分の式の見通しがキレイさっぱり無し、という事実が、その悲しみを際立たせます(泣)。

結婚ラッシュの最中に私のFBのタイムラインを埋め尽くすのが、友人がタグ付けされた結婚式のキス写真やら、婚姻届を掲げながらキスする写真の数々。ちょっと前まで“キス写真を掲載するのはセレブか外国人”というイメージがありましたが(古い?)、その文化は日本でもバッチリ蔓延しているもよう。日々セレブたちの濃厚キス写真を散々見つめていながら、知り合いのカジュアルなキス写真に赤面してしまうのが不思議。

そんなモヤモヤを抱きながら、久しぶりに予定していた妹との食事へ向かった私。8歳下で、まだ花の学生生活をエンジョイしている妹。キス写真公開へのモヤモヤを訴えていた私を、「そんなの隠す方がイヤなんだけど!」と一刀両断。さらに「公開できないってことは、やましいことがあるんじゃないの?って、疑っちゃう」と言うのである。つい先日までともに恋バナに興じていた二人の恋愛観に、いつの間にこんな溝が生まれたのか…と、驚愕。苦し紛れに「あんたもそんな写真撮ってるの? 別れた後に流出されたらどうするの!」とお節介を焼く私に、またもや「キス写真くらいで人生めちゃめちゃになるわけじゃあるまいし…」と、妹は呆れ顔。時の流れの速さと共に、ジェネレーションギャップにショックを感じずにはいられないのでした。(ライターA

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