動物園合コンの実態とは⁉︎ #深夜のこっそり話 #619

異性との出会いの機会・合コンが多様化して、早数年。街コンが誕生したときにはかなりの衝撃を覚えたような気がしますが、その後の相席屋や肉会などの誕生を受け、際限ない多様化の一途を遂げる合コンカルチャーにも慣れていくように。しかし先日、とある友人が行ったという合コン話にびっくり。なんとそれは、「動物園合コン」。
ここ3年間ほど浮ついた話もなく、彼氏募集中というステータスを継続していた彼女。ある日妹から「面白そうな合コンがあるから一緒に行こう」と誘われ、着いたのは動物園。そこには男女各12人、24人の大所帯が。到着すると簡単な自己紹介を済ませたあと、男女3人ずつの6人グループに別れ、自由に動物園を散策。それを全組み合わせが済むまで繰り返し、最後は好きな相手と回るもあり、帰宅するもありの自由なフリータイムで解散、というシステムだったそう。
妹いわく様々な合コンを企画・プロデュースするサイトで発見したとのことで、料金は女性2,500円の男性は6,000円。食事もつかず、その動物園への一般入場料が千円未満ということを考えると、うーん、なかなかいいビジネス。肝心な出会いの有無を聞くと、どのグループとも全く会話が進まないなかあっという間に30分が経過してしまい、最後に一応連絡先は交換したものの、いまのところ成果はゼロだとか。
食事やお酒とともにグループで会話を楽しむ、という通常スタイルが合わない人にとっては、かわいい動物がいればきっと話題も弾むはず!というのが売りなのかもしれませんが…初対面の人と動物園って、かなりハードル高めな印象。お互い大の動物好きなら話は別ですが、「かわいい」「そうだね」以上に話が膨らむとも思えないし、それができていたら、とうに恋人がいるのでは。合コンビジネスの拡大っぷりに改めて関心しつつ、それほど合コンを必要としている人が多いということか!と新しい気付きが。そうなったら、通勤電車のなかにも、お昼の定食屋にも、近所のバーにも、出会いを求めてる人はたくさんいるはず。まずは日々の身だしなみから見直すべく、思い腰をあげて衣替えに取り込む夜です。(ライターA)

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