ずぶ濡れからのセレンディピティ #深夜のこっそり話 #752

先週末、開催されたフジロック。皆さんの中にも足を運んだ方がいらっしゃるかもしれませんが、私も10年ぶりに行ってきました。お目当てのアクトはしっかり堪能したものの、あいにくの雨模様がかつてのフェスガールをしても思った以上に堪え、初参戦の同行者もしんどかったようで(今回はテント泊…!)、ちょっとしょんぼりと帰路についたのですが。

せっかくだから帰りにどこか寄ろうと、関越を途中で降りて向かったのは群馬の名勝・吹割の滝。事前に写真などをまったく見ていなかったので、予想以上のスケール(と周辺遊歩道の予想以上のアップダウン)に圧倒された後、ふと立ち寄ったお土産屋さんで出逢ってしまいました。暫定“マイベストご飯の友”、塩サンショ(塩山椒)に!

軒先で味見させてもらったのですが、口に入れて一秒で購入を決意。原材料は「サンショの葉」、「塩」のみのシンプルさながら、ふわっと漂う香りが鼻をくすぐり、山椒の実ほどのピリピリ感はなく、ほのかな苦味とグリーンの色味が爽やか。どうして一パックしか買わなかったのか後悔しつつ、夜な夜なあたたかいごはんにのせて楽しんでいます。もしも吹割の滝に行かなかったら、ひいてはフジロックに行かなかったら目の前のこの一杯はなかったのかもと気づき、旅先でのふとした偶然の出会いに味をしめてしまいそうです。(エディターM)

人気モデル・満島みなみさんのセレンディピティとは?>

編集Iはメキシコの旅へ(メキシコひとりっぷの際、私も最初にグァナファトを目指しました)