MAKE UP
PURE
「センシュアルな美は、触れることができます。センシュアスな美はパワフルなのです」
-トム フォード
なにものにも縛られない、目もとも唇もスキントーンで統一したメイクアップ。カラーレスなルックでありながら、匂い立つようなセンシュアル感が漂うのは、光がまんべんなく回る立体的な肌があるから。ほのかな体温までも感じられる柔らかそうな質感は、手を伸ばして触れたくなるほどの吸引力を持つ。生まれながらのミューズを思わせる神々しいツヤ肌に、夢中にならずにいられない。
MODE
「標準化された美は信じていません。あなた自身を誇りに思う自信こそが、あなたを美しくするのです」
-トム フォード
旬の空気をはらんだモードな色も浮かずにしっくりなじみながら、唯一無二の個性を感じさせる。どんなメイクアップも自分の一部にできるのは、濃密な色に負けない存在感の、柔らかな輝きを纏った発光肌があるから。丹念なスキンケアを積み重ねたようにキメ細かく、肌悩みの影すら目立たせない仕立てのいい肌は、意思のある強いカラーさえもまろやかに受け入れ、凛とした女性像を描く。何を着てどこにいこうと、迷わせないこの肌が、私の自信。私のプライド。
「ビューティとは知性。だから、あなたがどんなに素敵な女性であるかを、最高に美しくなることで強くアピールしよう」
-トム フォード
トム フォード●テキサス州オースティンに生まれ、ニューメキシコ州サンタフェで育つ。ニューヨーク大学で美術史を専攻し、パーソンズ スクール オブ デザインとパリ・アメリカ大学で建築を学ぶ。1990年グッチに参画し、94年にクリエイティブ ディレクターに。イヴ・サンローランのクリエイティブ ディレクターとチーフ デザイナーも兼任した後、2004年に退任。2005年に、“ラグジュアリー”という言葉を21世紀にふさわしく再定義することをミッションとして掲げ、自身のブランドを創設。現在ではメンズ&ウィメンズ ウェア、アクセサリー、アイ ウェア、そしてフレグランス、メイクアップ、スキンケアからなるトム フォード ビューティと、幅広いコレクションを揃え、揺るぎないエレガンス、グラマラスなセンシュアリティ、上質な素材と卓越した加工技術で、モード界を席巻。また、脚本家、プロデューサー、映画監督としても才能を開花させている。