シャーリーズ・セロン、美しさ故の苦悩とは?

昨年は出演する『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が大ヒットを記録し、長きに渡りハリウッドの第一線で活躍する女優のシャーリーズ・セロン。177センチの長身にスリムなボディと、ハリウッド女優のなかでも軍を抜いた美しさを誇る彼女。誰もが羨むその容姿も、彼女にとっては足かせになっているんだとか。


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今月、英国版『GQ』の最新号に登場したシャーリーズ。表紙ではその輝かしいまでの美しさを披露した彼女が、インタビューでその美しさが常に強みになっているわけではない、と訴えた。

「存在感のある役ほど、外見的にリアリティのある人へ回るものなの。それはまぎれもない真実だわ」と宣言。「8頭身のゴージャスなモデルが演じられる役って、世の中にどれくらいあると思う? 肉付きのいい役のときなど、美しい人からオーディションを落とされるのよ。私も経験したわ」と、美しさ故の苦悩を語った。


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彼女の発言に信憑性がある理由は、シャーリーズのキャリアにある。彼女のキャリアでもっとも評価されているのが、『モンスター』(2003)で演じた元娼婦の連続殺人犯、アイリーン役。この役を演じるために13キロもの増量を課題とさせられ、さらに眉毛までもすべて抜くなど、徹底した役作りを行ったそう。その結果、見事、同年のアカデミー賞主演女優賞を勝ち取り、自身のイメージを“美しい女優”から“演技派女優”へと変えてのけた。

美しい女優であることに悩むシャーリーズの、プロ意識の高さにアッパレ。悩みは十人十色と言うが、こんな贅沢な悩み、一度でいいから経験してみたいもの!

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