ケイティ・ペリー(34)のアルバム『プリズム』に収録されている楽曲『ダーク・ホース feat. ジューシー・J』が盗作疑惑であると告訴されてから、早5年。著作権侵害でケイティ側が敗訴となった。
ケイティ・ペリー(34)の楽曲『ダーク・ホース feat. ジューシー・J』の盗作疑惑をめぐる裁判で、ケイティと共同制作者、そしてケイティが所属するキャピトル・レコードに約3億円の賠償金の支払いが命じられた。
同曲は、2013年にリリースされたケイティの4枚目のアルバム『プリズム』に収録されているヒット曲。ミュージックビデオでは、ケイティが妖艶なエジプトの女王に変身し、ゴージャスな世界観が話題を集めた。
だがその翌年、マーカス・グレイことラッパーのフレーム(37)が、「2008年にリリースした僕の楽曲『ジョイフル・ノイズ』とケイティ・ペリーの『ダーク・ホース』が似ている」と主張。すると、「ほぼ無名のアーティストがケイティ・ペリーに告訴した」と世間は大騒ぎ!
フレーム側は、「グラミー賞にノミネートされたアルバム『アワ・ワールド:レディームド』に収録されている同曲(『ジョイフル・ノイズ』)を知らないはずがない」と断言。
対するケイティ側は、「フレームというアーティストも『ジョイフル・ノイズ』という曲も知りません。あなたは誰でも利用できるアルファベットを自分のものにしようとしている」と反論ケイティ側が敗訴となってしまった。
米『ビルボード』誌によると、賠償金の約3億円のうち、ケイティ本人が支払う金額は55万ドル(約5,800万円)。だがケイティは『ダーク・ホース』で300万ドル(約3億2000万円)の収益を得たため、損害は約5分の1に済んだという。
しかし『ダーク・ホース』は、2015年に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーでも披露されたほど有名な楽曲。裁判で盗作が認められたことで、ケイティのイメージダウンは免れないだろう、と囁く声も。
現在はケイティをはじめ、レコード会社からのコメントは発表されていないが、今後ケイティがどのような形で本件に触れるか気になるところ。