今年２月、自伝本でアルコール・薬物依存だったことなど、衝撃的な半生を明かしたジェシカ・シンプソン（41）が、４年前の別人のような写真を公開。当時を振り返った今の心境を綴ったところ、多くのファンから心温まるコメントが寄せられた。
今年２月に出版した自伝本『Open Book（原題）』で性的虐待被害、アルコール・薬物依存、元夫ニック・ラシェイ（47）との泥沼離婚など衝撃的な半生を赤裸々に綴り、ファンを驚かせたジェシカ・シンプソン（41）。2021年11月１日（現地時間）、４年前の同日に撮影された別人のような写真をインスタグラムにアップした。
写真のジェシカは、ピンクのスウェットを着て暗い部屋に座っており、表情には力がなく、とても疲れているように見える。
「2017年11月１日の早朝に撮影されたこの人物は、自分とは思えない私よ。この時、私は自分の光を取り戻し、自尊心の戦いに勝利し、世界に立ち向かうことができると思ったの」と綴り、当時の状況や心境を説明したジェシカ。「そうするにはアルコールをやめる必要があった」と続け、この写真は禁酒を決意した瞬間でもあることを明かした。
幼い頃から歌手になることを夢見ていたジェシカは、1999年、19歳のときにデビュー。「21世紀のマライア・キャリー」のキャッチコピーとともにリリースしたシングル『アイ・ウォナ・ラヴ・ユー・フォーエヴァー』は世界的ヒットを記録し、瞬く間にスターダムに駆け上がる。その美しさからアイドル的な人気を誇り、順調にキャリアを重ね続けた。
元夫ニックとの新婚生活を追ったリアリティ番組『ニューリーウェッズ 新婚アイドル：ニックとジェシカ』での天真爛漫な言動でブレイクしたこともあり、明るくハッピーなキャラクターで知られていたジェシカ。
そのため、自伝本で明かされた衝撃的な内容は多くのファンを驚かせた。そして禁酒４年目に公開された写真からは、当時の状況がかなり深刻だったことがうかがえる。
ジェシカはこの投稿で、「４年前だなんて信じられない。２年前ぐらいの感覚だから。でもそれっていいことよね。問題はお酒を飲むことじゃなくて、私は自分を愛してなかった。自分の力を信じていなかったの」と振り返り、「今は怖さともうまく付き合い、悲しい出来事も自分の人生の一部として受け入れている。今の私はものすごく正直でオープン、そして自由よ」と、力強く宣言した。
コメント欄にはセレブを含む大勢のファンからハートの絵文字や「あなたを誇りに思う」といったメッセージが寄せられており、そうした多くの人々からの心温まる反応に、ジェシカは感動し涙したと友人が米誌『People』に語ったとのこと。
さらにその友人は、「自分の告白が助けになったという人がひとりでもいたことは、ジェシカにとって大きな意味があること。ジェシカはもう何も隠さない。ハロウィンのキュートな家族写真も公開しながら、人生はいいことばかりではないということを示したいと思っている。彼女は真実をシェアしたいの」とジェシカの心境を代弁した。
現在は2014年に再婚した元NFL選手のエリック・ジョンソン（42）との間に誕生した３人の子どもを育てる母であり、実業家としても活躍するジェシカ。衝撃告白で天然キャラを卒業した彼女の、これからの発言に注目したい。
