マイケル・ジャクソンがいち早く、2016年の長者番付リスト入り!

2009年の死去後も、キング・オブ・ポップとして世界中から愛され続ける伝説の歌手、マイケル・ジャクソン。そんな彼が今年新たに、約840億円もの大金を手に入れるとのニュースが!


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マイケルが生前にソニーと折半出資していた音楽著作権管理企業Sony/ATVが今年、ソニーによって完全子会社化されることを発表。マイケルの遺産管理団体は、保有する同社の株50%をソニーに7億5千万ドル(約80億円)で売却することで同意したんだとか。

マイケルの巨額の富が、ビートルズら大物アーティストたちの著作権を手にしたことによる利益というのは有名な話。彼はアーティストとしていち早く、自身だけでなく他のアーティストの著作権を熱心に収集し始め、著作権の価値を知らしめた第一人者。そのため、著作権管理企業ATVの株式が売り出された際もザ・ビートルズのポール・マッカートニーらを差し置き、同社の株50%を買い占めた。

Sony/ATVは、マイケル本人のほか、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、レディー・ガガ、テイラー・スウィフトなど、名だたる大物歌手の楽曲約200万曲の著作権を管理している。インターネットでの音楽ストリーミングサービスの普及が急速に拡大している今、著作権ビジネスで多額の収入を得られる見通しとのこと。

米経済誌『フォーブス』は、今回マイケルの遺産管理団体が手に入れる金額はこれまでの歴史上でアーティストたちが手にした年間収入でもダントツでトップの額だと言い、昨年最も稼いだアーティストランキング上位8名(ケイティ・ペリー、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ティンバーレイク含む)の収入すべてを足しても届かないほどだとか。

購入したネバーランドの地価上昇や、著作権への投資などで、死後その遺産を着実に増やし続けているマイケル。アーティストとしての才能だけでなく、ずば抜けたビジネスセンスの持ち主としても再認識される多彩ぶりは、まさにレジェンドそのもの!