ダイアナ妃の再来!? ラーニア王妃、難民キャンプを訪問

ヨルダン国王の妻、ラーニア王妃は4月25日、ギリシア領レスボス島の難民キャンプを訪問。インターナショナル・レスキュー・コミッティー(国際救援委員会)の代表者として、難民への法的サポートや、健康面・精神面のケアなどの必要性を訴えた。 Photos: Getty Images

エーゲ海のトルコ沿岸に位置する、レスボス島。ヨーロッパで高い人気を誇るリゾート地として有名な島だが、昨年6月以降、トルコから多くの難民が押し寄せていることが社会問題に。難民の大半は、内戦から逃れてきたシリア人。そのほかにもアフガニスタン、イラク、ソマリアなど、様々な国から密輸入業者を介して亡命してきた人々で溢れかえっているという。

ラーニア王妃は幼い小供を連れた母親たちが訴える悲痛な苦しみに耳を傾け、ときに涙をこぼしていたとか。

さらにこの日、難民キャンプの外に設けられたステージで、演説を行ったラーニア王妃。

「難民達は、数字ではないわ。彼らは、私やあなたとなにも変わらない、同じ人間です。ただし唯一の違いは、彼らが言葉に表せないほどの恐怖と、想像もできないほどの苦しみを味わってきたということ。彼らは人生、家族、財産のすべてを賭けて、安全を求めるために逃げてきたのです」と、難民への強い想いを熱弁。

さらに「私たちはこの問題に、人情と同情を取り返さなければなりません。なぜならこれは、国境ではなく人々にとっての危機だからです。取り引きではなく、人間の尊厳を維持することなんです」と語り、全世界へ支援を求めた。

インターナショナル・レスキュー・コミッティーとしての活動のほかにも、ユニセフ親善大使を勤めたり、女性のための職業訓練学校設立や、自動虐待防止計画を推進するなど、社会的弱者をサポートする活動に幅広く携わっているラーニア王妃。

そんな彼女には、大学卒業後シティバンクにて勤務するビジネスウーマンだった過去が。そのずば抜けた知性を活かして、国内外での人道的活動に精力的に参加。


左端がラーニア。その右隣に立つのが、夫でヨルダン国王のアブドゥッラー2世。

知性に加え、とびきりの美貌の持ち主ということで、社交界の華として国内外から絶大な人気を誇る彼女。抜群のスタイルを活かした、ファッションセンスにも定評がある。

そんなラーニア王妃の優れた内面や美しさを受けて、「ダイアナ妃の再来か!?」という賞賛の声も。世界中から熱視線が集まる王妃に、今後も注目したい。

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