ダライ・ラマ14世と対談したレディー・ガガに、賛否両論の声が

歌手のレディー・ガガが6月27日(現地時間)、訪米中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と対談。自身のSNSにツーショットを掲載したところ、世界中から賛否両論の声が殺到する事態に!


Photo: Instagram (ladygaga)

世界平和やチベット宗教・文化の普及活動を精力的に行い、1989年にはノーベル平和賞を受賞しているダライ・ラマ。この日は演説を行うために、米インディアナ州で開かれた全米市長会議へ参加。


Photo: Instagram (ladygaga)

その会議の前にダライ・ラマを訪問したのが、歌手のレディー・ガガ。自身もいじめやエイズ撲滅、LGBTに対する差別をなくすのための活動への支援を行い、セレブのなかでも圧倒的な社会貢献度を誇る彼女。ダライ・ラマとの会談では、ヨガについて、また親切心の持つチカラと、世界を思いやりのある場所へ導く方法などについて語ったそう。


ダライ・ラマとガガの対談動画。

ガガはこの日の様子を、自身のSNSで拡散。「すばらしい」など称賛する声が溢れる反面、中国のファンたちからは怒りのメッセージが殺到。1959年に中国から亡命して政治難民として活動するダライ・ラマに賛同していることで、批判が集まってしまったもよう。


Photo: Instagram (ladygaga)

二人の対談に不快感を示したのか、中国政府は直接的なコメントは表明していないものの、対談翌日の27日(現地時間)に中国の出版物やテレビ、ラジオなどマスコミをまとめる「国家新聞出版広電総局」が、中国のテレビやラジオへガガ本人やガガの曲を使用することを禁止し、曲の販売も停止することを宣言した。

先日もフロリダで起きた銃乱射事件の追悼式にて、涙ながらに平和を祈るスピーチを行ったガガ。自身への批判を恐れず、平和に対する熱いメッセージを発信し続けるその姿に、尊敬の念を感じてやまない。

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