ダイアナ妃の意思を受け継ぐハリー王子。アフリカでの保護活動をするきっかけに、母の死があったことを告白

メーガン・マークルとの熱愛で、日々世間を賑わせている英王室のハリー王子(32)。数多く携わるチャリティーやボランティアの中でも、特段アフリカでの活動に重きを置いている彼。米情報誌『TOWN&COUNTRY』のインタビューで昨年取り組んでいたアフリカ象保護のプロジェクトについて語り、アフリカでの活動をするきっかけに母の死が関連していたことを明らかにした。

Photo : Instagram (kensingtonroyal)

アフリカの野生動物保護活動に熱心に取り組むハリー王子は昨年8月、野生動物保護団体「アフリカンパークス」の活動に参加するため、マラウイを訪問。密猟によって数が減少しているアフリカ象を、禁猟地へと移動させる一大プロジェクトに携わった。

ヘンリー王子が加わったこのプロジェクトは、野生の象に麻酔をかけ、マラウイのリウォンデ国立公園やマジェテ野生動物保護区、コタコタ野生動物保護区へと、計500頭を移動。その数は、これまでの保護活動史上、最大の規模。現地の人々と手を取り合って熱心に取り組むヘンリー王子の行動力には、世界中から賞賛の声が挙がった。


Photo : Instagram (kensingtonroyal)

インタビューで、アフリカでの活動について尋ねられたハリー王子。「初めてアフリカを訪れたのは、1997年。母親が死んだ直後のことさ。荷物を詰めるように、と、父親から言われたんだ。いろいろなことから逃れるために、アフリカへ行くことになった。兄と僕は野外で遊び育ったから、自然をこよなく愛していた。でもアフリカは、僕にとってそれ以上の存在になっていった。世界中のどこよりも、自分らしくいられる場所なんだ」と、アフリカへの深い想い入れを告白した。


Photo : Instagram (townandcountrymag)

さらに、「できることならば、もっと多くの時間をアフリカで過ごしたい」と言うハリー王子。「心の底からリラックスできて、普通の生活を送れるんだ。誰にも(王子だと)認識されず、地に足がついた人々とともに暮らせる。活動に対して何の下心も持たず、自然を守るためならば、すべてのことを犠牲にする人々とね。彼らと仕事や、日々の活動内容についてよく話をするけど、たくさんのことを学ぶんだ」。

Photo : Instagram (kensingtonroyal)

これまでのインタビューでも、母ダイアナ妃の死に苦しんだ過去を語ってきたハリー王子。アフリカを含む発展途上国を訪問するなどの活動で、世界中から愛された亡きプリンセス。そんな彼女の意思を、息子ハリー王子がしっかり受け継いでいるようだ。


Photo : amanaimages