15歳で学校を中退し、ハリウッド行きを決意したエマ・ストーン。両親への感謝を語る

今年度のアカデミー賞、主演女優賞の最有力候補とささやかれる、女優のエマ・ストーン。女優になる夢を実現するために15歳で学校を中退し、ハリウッドに引っ越した経歴を持つ彼女。米エンターテインメント情報誌『Hollywood Reporter』とのインタビューで過去を振り返り、自分の決断を認めてくれた両親への感謝を語った。


Photo : WENN.com

ある憂うつな月曜日”にアリゾナ州スコッツデールの教室に座っていた15歳のエマは、ここではないどこか、つまりロサンゼルスへ行かなければならない、と思い立ったそう。それから家に駆け戻り、パワーポイントで「ハリウッド計画」と題したプレゼンを作成。それを使って両親を説得し、ただちにロサンゼルスへと向かった。

母親はエマとともにロサンゼルスへ移住し、父親はスコッツデールに残留。エマはホームスクールで勉強するかたわら、テレビ番組のオーディションを受ける生活を送ったという。「両親が同意してくれたことが、信じられないわ。自分ならきっと許さない。普通だったら、高校は卒業するべきだもの」と感謝する反面、驚きを隠せない様子。


最愛の母、クリスタと。Photo : Getty Images

今の堂々とした姿からは想像できないが、以前は痛々しいほどシャイで、パニック発作を起こしていたというエマ。7歳からセラピーを受けていたが、自分の意見を口に出せるようになったのは、劇団に入ったおかげだったとか。「両親は私が演技を通じて幸せになることを、分かっていたんだと思う」。

『スーパーバッド 童貞ウォーズ』や『ゾンビランド』、『小悪魔はなぜモテる?!』、『アメイジング・スパイダーマン』などの演技力で高い評価を受け、マイケル・キートンの娘を演じた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)で、初のアカデミー賞ノミネートを経験。そして各映画賞を総なめにしている最新作『ラ・ラ・ランド』で、2度目となるノミネートを獲得した。


デビューして間もない、18歳のエマ。Photo : Getty Images

今後ハリウッドを代表する大女優へと成長することが期待されるエマ。両親のためにも、名誉あるアワードを受賞できることを祈るばかりだ。

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