SATC作者、衝撃告白! 「キャリーとミスター・ビッグは別れているはずだった」

未だ根強いファンを持つ人気シリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ(=SATC)』の作者が、同作の結末への不満を暴露! なんと、主人公のキャリー&ミスター・ビッグは「本当は別れているべき」だったと語ったのだ。果たして、その理由とは? また、なぜ結末は変わってしまったのか?

Photo : Getty Images
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世界中に多くの女性ファンを持ち、永遠の名作として受け継がれる『セックス・アンド・ザ・シティ(=SATC)』。シリーズ最新作が待望されるなか、同名の原作の著者であるキャンディス・ブシュネルが、ある秘話を告白。サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公のキャリーとその夫“ミスター・ビッグ”は、結ばれる予定ではなかったと語ったのだ。

「現実的に考えたら、キャリーとビッグは別れているべきだと思うわ。でも、番組の存在があまりにも大きくなりすぎていたのよ。視聴者はふたりの恋模様に、夢中だった。まるで(『高慢と偏見』の)ミスター・ダーシーと、エリザベス・ベネットのようにね」と、イギリスの新聞『The Guardian』に対して語ったキャンディス。

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「アイコニックなカップルへと成長したふたりに、多くの女性たちが共感を抱くようになっていた。“私のミスター・ビッグを発見した!”とか、“私のミスター・ビッグと別れちゃった”なんて発言を耳にしていたわ」。視聴者の期待が膨らむにつれ、キャンディスは、ふたりの恋愛模様の描き方についてプレッシャーを感じるようになったそう。

さらに「テレビ番組を作るということはショービジネスであって、芸術じゃないのよ。だから当時は、視聴者の欲求に答えることを第一に考えてた。その結末が10年後にどんな影響力を持つかなんて、考えていなかったわ」と、後悔の念を明らかにした。

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そんな考えを抱いているのは、キャンディスだけではない。シリーズの制作総指揮を務めたダレン・スターも以前、結末は不本意であったことを語り、大きな話題に。

「(SATCの)TVシリーズは、作品の本質を裏切ったようなものよ。本当のメッセージは、“女性にとっての幸福は、結婚ではない”というもの。絶対に結婚じゃないとは言わないけれどね。そもそもロマンティック・コメディっていうストーリー自体が、脚本とはかけ離れていたの。でもその要素がなかったら、あんなに女性の心を掴むこともなかったとも思うわ」。

キャンディスの語るとおり、多くの女性たちにとっての憧れであったキャリー&ミスター・ビッグ。そんなふたりがもし別れていたら、作品のイメージはどのように変化していたのか? 現代の女性のリアルな姿を描き続けるシリーズの最新作の発表が、ますます待ち遠しい!

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