米国初の女性副大統領へ。マドンナも絶賛するカマラ・ハリス氏、その人物像に迫る

米大統領選の勝利を確実にしたジョー・バイデン氏(77)。ともに注目される上院議員のカマラ・ハリス氏(56)は、黒人としてまた女性として初めての副大統領に!

歴史最多の投票数を記録し、世界的な注目を集めた今年のアメリカ大統領選挙。民主党の前副大統領、ジョー・バイデン氏(77)が2020117日(現地時間)、地元デラウェア州ウィルミントンでの演説で勝利を宣言! 

同時に、カマラ・ハリス氏(56)がアメリカ初の女性副大統領として就任することが決定。女性である他にも、黒人、アジアをルーツに持つなど、米副大統領としては初めての功績を多数打ち立てることになるカマラ氏。その人物像にクローズアップ!

母はインド出身、父はジャマイカ出身。移民の両親のもとに誕生

Photo:Getty Images
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ハリス氏は1964年にカリフォルニア州オークランドで誕生した。母親はアメリカに移住したインド人で、父親はスタンフォード大学で教授も務めたジャマイカ出身者。

両親は公民権運動のデモにハリス氏を連れて参加したこともあったというが、彼女が7歳のときに両親は離婚。その後はカナダのモントリオールに移住し、がん研究者でもあった母親がハリス氏と妹を育て上げた。

ハリス氏は2019年に著した回顧録『The Truths We Hold』で、「母は、移住先が私とマヤを“黒人の女の子”と見なすことは理解していました。その上で、私たちが誇り高き黒人女性として成長するよう、念入りに配慮してくれました」と語り、自身のアイデンティティ形成に母親が大きく影響したことを明かした。

黒人のための高等教育機関、ハワード大学に進学。卒業後は検事の道へ

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大学進学とともにアメリカに戻ったハリス氏。優秀な黒人が集まるワシントンのハワード大学に入学し、政治学と経済学を学んだ。大学卒業後はカリフォルニア大学のロースクールで法律を学び、2004年から2011年までサンフランシスコ地方検事としてキャリアを積んだ。その後、カリフォルニア州の司法長官に選出された初の黒人女性に!

2016年、上院議員に当選。黒人女性としては史上2人目の快挙!

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2016年に上院議員に当選。黒人のアメリカ人女性としてだけでなく、インド系アメリカ人として初めての功績を残した。

そして今年8月、バイデン氏がハリス氏を副大統領候補に指名。選挙活動中は、デニムにコンバースのスニーカーというカジュアルな演説ファッションにも注目が集まった。

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ハリス氏の祖父の出身地であるインドの村では、住民がハリス氏を応援! 202011月3日(現地時間)のアメリカ大統領選投票日には、200人もの村民がヒンドゥー教寺院に集まり、祈りの儀式を捧げたとか。

人望が厚く、歌手のマドンナ(62)にも「知的で思いやりがある」として支持されているというハリス氏。将来、女性初のアメリカ大統領になる日が来るかも!?

>>アメリカ大統領選をめぐって話題になったセレブたちがこちら。

text:Saki Wakamiya

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2020年11月7日(現地時間)、バイデン氏の勝利宣言演説に登場したハリス氏。
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黒人女性として初めての副大統領として期待が集まるハリス氏。
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2016年の上院選立候補の際は、バラク・オバマ前大統領(59)やバイデン氏も支持したという。
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選挙活動中のカジュアルなファッションでも話題になったハリス氏。
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