「リチャード・ギアを見て、自分がゲイだと自覚した」。大物キャスターのアンダーソン・クーパーが幼少期のエピソードを明かす

同性愛者であることを公表しているCNNの報道キャスター、アンダーソン・クーパー(55)が、米デジタルラジオ番組『Andy Cohen Live』に出演。自身がゲイであることを自覚したエピソードを初めて明かした。

同性愛者であることを公表しているCNNの報道キャスター、アンダーソン・クーパー(55)が、自身がゲイであることを自覚したエピソードを初めて明かした。

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2022年6月24日(現地時間)、アンダーソンは、テレビ司会者の友人アンディ・コーエン(54)がホストを務める米デジタルラジオ番組『Andy Cohen Live』に出演。番組内で、自身がゲイであることを自覚したのは11歳の時に出会った、ある大物俳優に影響を受けたためだと告白した。

その大物俳優とは、映画『シカゴ』や『プリティ・ウーマン』などで人気を博したリチャード・ギア(72)。アンダーソンがリチャードを初めて見たのは1977年。当時11歳だったアンダーソンが、母親の友人であった写真家ポール・ジャスミン(87)に連れられてブロードウェイにミュージカル『Bent』を観に行った時だという。

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アンダーソンによると、『Bent』は強制収容所にいる2人のゲイの物語で、冒頭に男性が全裸でベッドから起き上がるシーンがあったそう。そのシーンを演じたリチャードを見たアンダーソンは、「あれは想像を絶する“ゲイっぷり”だった」と当時を振り返り、そして「それを見て、僕はゲイなんだって自覚したんだ」と明かした。

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その後、ミュージカルに連れて行ってくれたポールが1980年に公開されたリチャードの主演映画『アメリカン・ジゴロ』の写真を撮影したことをきっかけに、バックステージに招待され、リチャードと初対面を果たしたというアンダーソン。ところが、楽屋にいたリチャードがシャツを着ていなかったことに驚いて、会話を交わせなかったという。

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「サインを貰おうと思って準備していたんだけど、彼(リチャード)があまりにも綺麗で、見つめるのに必死だった。話しかけることは出来なかった」と、アンダーソン。

しかし、それから約30年の月日が流れた今から10年ほど前、リチャードにインタビューする機会が到来。ついにサインを貰い、当時のエピソードも伝えたそうで、「リチャードは(私の話を聞いて)とても喜んでくれた」と語った。

アンダーソンは2020年4月、自身の出演番組で代理母出産で第一子となる男の子ワイアット・モーガン(2)が誕生したことを発表。今年の2月には同じく代理母出産で第二子セバスチャン・ルーク(0)を迎え、元恋人のベンジャミン・マイサニ(49)と共に子育てをしている。

今月の父の日には、インスタグラムにワイアットを肩車している写真を投稿。自身の父親が10歳の時に亡くなったことに触れ、「私にとって父の日は、ずっと避けてきた日だった。父のことを思い出すと辛くてたまらないから」と、父の日についてのエピソードを告白。

続けて、「でも今日、父の日を祝った。小さなワイアットとセバスチャン、そして彼らのパパであるベンジャミンと一緒に。父のことを思い出す。自分がどれだけ幸福なのか信じられない」と、現在の幸せな生活への気持ちを綴った。

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2021年、第15回CNNヒーローズ:オールスター・トリビュートの授賞式に出席した際のアンダーソン・クーパー
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2019年、第76回ゴールデングローブ賞の授賞式に出席した際のリチャード・ギア
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『Andy Cohen Live』で共演した3人。(左から)アンダーソン、アンディ・コーエン、ジョン・ヒル(43)
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1979年頃のリチャード
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