王子から愛する妻へ。ダイアナ元妃の想いをのせたロイヤルジュエリー&秘話

20歳でイギリス王室の一員となって以来、その類まれなるファッションセンスで世界中を魅了したダイアナ元妃(享年36)。今なおアイコンとして愛され続けるダイアナ元妃が後世に残したものの一部は、時代を超えてキャサリン妃(37)やメーガン妃(38)の手へ。数ある貴重なアイテムのなかでも特段豪華と言われているのが、そのジュエリーコレクションだ。

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Photo : AFLO, Getty Images

ダイアナ元妃が生前に書いたと言われるウィッシュ・オブ・レターには、「私のジュエリーは息子たちのために保管してほしい。彼らの妻たちが所有するかもしれないから。配分は彼らに任せます」と記されていたというエピソードが。

そんな母の遺志を受け継ぎ、愛する妻へジュエリーをプレゼントしてきたウィリアム王子(37)とヘンリー王子(35)。ダイアナ元妃にも劣らぬファッショニスタとして注目を集めるプリンセスふたりは、大切なジュエリーをいつ、どのように身につけているのか? ジュエリーにまつわるエピソードや、現プリンセスふたりの着こなしもお見逃しなく。

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チャールズ皇太子から贈られた婚約指輪は、12カラットのサファイアに14個のダイヤモンドがついたデザイン。ダイアナ元妃本人が、王室御用達のジュエラー、ガラードのカタログから選んだそう。価格は6万ドル(約650万円)と、王室ウェディングにしては格安!と話題に。
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ダイアナ元妃が肌身離さずつけていたサファイアの婚約指輪はウィリアム王子の手に渡り、2010年、キャサリン妃にプロポーズした際に贈られた。キャサリン妃は婚約当時のインタビューで、「美しく特別な指輪を大切にします」と喜びを明かした。
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1990年代後半、ダイアナ元妃のために王室御用達のジュエラーであるアスプレイが特別に作ったという、大きなアクアマリンのカクテルリング。実際にはリングとセットのブレスレットもあったが、そちらの行方は不明。
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カクテルリングは、「結婚式のお色直しの衣装に合わせてほしい」とヘンリー王子がメーガン妃にプレゼント。2018年5月19日(現地時間)、メーガン妃は結婚式後のレセプションに向かう場面でこのリングを初披露。同年10月のロイヤルツアーにも着用している。
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ケンブリッジ・ラバーズ・ノットと呼ばれるティアラは、1900年代初頭にメアリー王妃(享年44)のために作られた。メアリー王妃から受け継いだエリザベス女王(93)は、結婚祝いとしてダイアナ元妃に贈呈したが、チャールズ皇太子と離婚した際に返却された。
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現在はキャサリン妃へと渡り、キャサリン妃は2015年から4年に亘り、外交晩餐会で披露している。なんとも美しい輝きを放っているが、じつはレプリカ。メアリー王妃は祖母オーガスタ・オブ・ヘッセ:カッセル(享年91)が所有していたティアラを基にオーダーしたそう。
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1986年のロイヤルツアーでカナダを訪問した際にダイアナ元妃が着けていたのが、イエローゴールドのバタフライ・イヤリング。羽の上下で異なる石が施されており、同じデザインのバタフライがあしらわれたチョーカーも所有していた。
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この愛らしいバタフライ・イヤリングを譲り受けたのがメーガン妃。妊娠祝いとして、ヘンリー王子がメーガン妃に贈ったと言われている。ロイヤルツアーで訪れたオーストラリアにて、妊娠を発表したときに身に着けていた姿が、記憶に新しい。
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3連パールに円形のダイヤモンドがついた上品なブレスレットは、ダイアナ元妃の実家スペンサー家に伝わるもの。1989年に公式訪問した香港にて、エルヴィスドレス(エルヴィス・プレスリーの衣装に似ていたことから、ダイアナ元妃が命名)に、このブレスレットを合わせた。
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2017年7月のロイヤルツアーで訪れたドイツにて、3連パールのブレスレットを着用する姿をキャッチされたキャサリン妃。オールホワイトに合わせたダイアナ元妃とは対照的に、ダークグリーンのドレスをチョイス。シックなスタイリングを完成させた。
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婚約指輪にも選ぶほど、サファイアが好きだったというダイアナ元妃。右手首で存在感を放つゴールドのオープンカフブレスレットにも、大粒のサファイアがキラリ。太さやデザインの異なるブレスレットと重ね付けするのが、お気に入りだったよう。
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バタフライ・イヤリングと同様、妊娠祝いとして、ヘンリー王子からメーガン妃に贈られたオープンカフブレスレット。メーガン妃も複数のブレスレットと重ね付けしており、ダイアナ元妃のジュエリー使いも継承している様子?
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ダイヤモンドとパールがあしらわれた煌びやかなイヤリングは、ジュエリーを多数所有するダイアナ元妃が、特段気に入っていたアイテムのひとつ。その愛着度が現れているのが、1995年に脳性麻痺連合基金から人道主義者賞を受賞した際に撮影された、こちらの写真。
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受け継いだキャサリン妃は、2019年2月に開催された英国アカデミー賞(BAFTA)の授賞式で着用。デコルテが大きく開いたドレスは、アレキサンダー・マックイーンのもの。ダイアナ元妃同様、顔周りの装飾を控え、イヤリングの美しさを引き立たせた。
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エリザベス女王が日本政府から贈られたパールを使い、ガラードにオーダーしたと言われている4連チョーカー。女王が1連増やしたいときのために、5連目のパールを支えられるデザインになっていたとか。ダイアナ元妃の結婚祝いに、エリザベス女王から贈られた。
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チャールズ皇太子との離婚を機にダイアナ元妃が返却したチョーカーは、その後キャサリン妃の手へ。ダイアナ元妃に習ってか、キャサリン妃も大粒のパールイヤリングと合わせてスタイリング。
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この写真で身につけているパールとダイヤモンドのイヤリングは、王室御用達ジュエラーのひとつ、コリングウッドがダイアナ元妃の結婚式の際に贈ったもの。結婚式が執り行われる1カ月前に公の場で初披露して以来、頻繁に愛用していたそう。
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2017年7月にチャールズ皇太子、ウイリアム王子とともにベルギーを訪問した際に、イヤリングを着用したキャサリン妃の姿がこちら。上品なデザインながら、デコラティブなヘッドピースにも負けぬ存在感を放っている。
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【番外編:メーガン妃の婚約指輪】ダイアナ元妃が1985年のオーストラリア訪問でまとったヘッドピース(本来はチョーカーとして作られた)のダイヤモンドのうち2粒が、メーガン妃の婚約指輪に使用された。リング中央の一際大きなダイヤモンドは、ボツワナ共和国から贈られたもの。
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【番外編:キャサリン妃のイヤリング】ダイアナ元妃の大のお気に入りで、ヘンリー王子を出産した際にも身につけていたというサファイアのイヤリング。キャサリン妃はダイヤモンドを一粒プラスし、留め金もドロップ型に。好みのデザインにアレンジする技は、さすが英王室きってのファッショニスタ。
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