Vlog編集だって、iPad Proにお任せ! vol.102

家で過ごす時間が必然的に増えている今日この頃。悶々としていても仕方ないし、いつもより時間には余裕がある、けれど外にはあまり出掛けたくないしなあ……ということで、私はこれまで時間が取れず、なかなか取り組めなかったことに挑戦してみています。それは、動画。

ドローンを購入した数年前にも一度動画にチャレンジしたことがあったのですが、1、2本作ってすぐに断念してしまったんです。私の場合、「iPad Pro」を仕事/プライベートともにメイン機として使っているのもあって、PCを4年ほど買い替えておらず、「Adobe Premiere」や「Final Cut Pro」などといったプロも使うようなPCの動画編集ソフトを使うと、何かと処理に時間がかかってしまうのが億劫で……。

もちろん、PCを最新のものに買い換えればいいのですが、動画を快適に扱えるようなスペックのものを購入しようとすると、そこそこの予算が必要(涙)。そこで登場するのがiPad Proですよ。4K動画も扱えるし、処理もサクサク! 今、この原稿もiPad Proで書いているのですが、iPad Proくん、改めてマルチすぎる……。

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動画編集に使っているアプリは「LumaFusion」という動画編集アプリ。3,680円とアプリにしては少し高価なのですが、前出のプロが使うようなソフトにも負けない機能がひと通り揃っており、むしろこの値段はお手頃と言ってもいい(はず!)。

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まずは、カメラやスマホなどから使いたい動画をiPadの「写真」に読み込んでおきます。

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動画ファイルは容量が大きく重いので、カメラから転送する場合、Wi-Fiを使うのではなく、カメラとiPadを直接ケーブルで繋いで読み込むのがおすすめ。私が使っているカメラ、ソニーの「α7 III」は、カメラ側のUSB-Cの端子が“USB 3.1 Gen 1”という転送スピードが速い規格なので、それに対応したケーブルを使うと4K動画もさらにサクッと転送することができます。いかにも早そうな“SS”のマークが目印です。

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iPadに動画素材を読み込んだら、あとはタイムライン上に動画を並べていくだけ。音楽やナレーションを入れたり、動画の速度や色味の加工、タイトルの文字入れ、トランジション(ヒュッと次のカットに移ったり、暗転させたりというような各種効果)などなど、凝ったことをしようとすれば、何でもできてしまうのがLumaFusionのすごいところ。音楽は「Artlist」(有料)からダウンロードして使っているのですが、LumaFusionは追加料金を払えば「Storyblocks」から音楽や動画素材をダウンロードできるので、そちらを活用するのも◎。

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もちろん、スマホのみでもっと簡単に動画が作れちゃうアプリもたくさんあるのですが、より自分の思い通りにカスタムしてプロっぽい動画を気軽に作れちゃうのがiPad動画の魅力。「Apple Pencil」があるので、操作もしやすいです。こんな感じでiPad Proのみで作った動画(今のところ、旅が中心です)をYouTubeにアップしているので、ぜひ見てみてください。



市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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