新登場の白いキーボードが新鮮! 新型iPad Proの魅力とは? vol.132

まもなく発売される新しい24インチiMaciPad Pro。ひと足お先にトライさせていただく機会をいただいたので、iMacに続き、今回は12.9インチの新iPad Proについて書いてみようと思います。

直近2モデルと同様、今回のiPad Pro自体の見た目はほとんど変わりがない……のですが、これまでブラックしかなかったMagic Keyboardに今回からホワイトが加わりました! このホワイトのMagic Keyboardを装着するだけで、見慣れたiPad Proのルックスがかなり新鮮な印象に。

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元々ホワイトしかなかったApple Pencilとのマッチングも◎。個人的に持ち物は白 or シルバーで揃えているので、まさに「待ってました!」という感じ。

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新しいiPad Pro、もちろん中身はいろいろと進化しています。まず注目したいのは、フロントカメラ。iPad Proのフロントカメラってこれまでもすごく優秀で、PCの内蔵カメラを使うよりもはるかに画質が綺麗だし起動も早いので、サクッとオンラインで会話をしたいときによく使っていたのですが、今回はそのフロントカメラがユニークにアップデート。「センターフレーム」という機能が使えるようになりました。

この機能、何かというと、カメラの前で動き回ったとしても自動で被写体を常に中心にとらえておいてくれるんです。下の画像はiPad Proをテーブルの上に置いて、iPad Proの前にミラーレスカメラを固定し、その画面を撮影したもの。部屋に入ってきた私の顔を自動で中心に保とうとしてくれているのがわかります。

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けっこう遠くにいても顔を追従してくれるので、オンライン会議だけでなく、オンラインセミナーなどで何かを教える機会のある方にも便利なのではないでしょうか。センターフレームの機能はFaceTimeやZoomなどのウェブ会議システムで使うことができます(通常の「カメラ」アプリからは使えないようです)。難しい設定は必要なく、「設定」からセンターフレームを使いたいアプリを選んで、オンにしておくだけなのも良い感じ。

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そして、今回のiPad Proには最新のiMacやMacBook Air/Proと同じM1チップが搭載されました。つまり、さまざまな作業の処理能力がさらに上がったということ。私は普段、この原稿執筆や写真に関する作業を全てiPad Pro上で行っているのですが、時間がかかりがちだった写真の書き出しや編集内容の一斉コピペなどが一瞬で終わる! とはいえ、今使っている2020年モデルのiPad Proも十分に早いのですが……(笑)。

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さらにThunderboltという高速なデータ転送が行えるUSB-C端子が搭載されたことで、外付けストレージやディスプレイもさらに高速・高機能なものを扱えるようになったのは、iPad Proをクリエイティブツールとして活用しているクリエイターにとって朗報なのではないでしょうか。個人的にも、動画を扱い出すと内蔵ストレージがすぐにいっぱいになっちゃうので、Thunderboltが搭載されたのはうれしいポイントです。

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また、5Gにも対応したので、5G契約キャリアと5G対応エリアの場合、iPad Proさえあれば高速なインターネットを掴むことが可能です。iPad Proで4K動画を作って、出先でササッとアップロード、なんてことも夢じゃない……! 5Gとあわせて、前出のセンターフレームを活用すれば、外からのライブ配信も簡単にできそうなので、今度外出先からYouTube Liveでもやってみようかな、などと思っています。あまりこんなことをされる方はいないかもしれませんが……(笑)。

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なお、12.9インチモデルにだけ「Liquid Retina XDR」という最強のディスプレイが搭載されています。これ、60万円ほどしていたAppleのプロ向けディスプレイの技術を生かしたもので、明るいものは明るく、暗いものは限りなく暗く、写真や動画をより色鮮やかに映し出してくれるというもの。写真に撮ってしまうと分かりづらいのですが、左は旧モデルのiPad Pro 11インチモデル、右がLiquid Retina XDR搭載の新しいiPad Pro 12.9インチモデル。左側の暗い部分、そしてネオンや照明が明るく照らしているハイライト部分にも階調がしっかりと残っています。この美しい画面はぜひストアで体験してみてください。映画などのリッチなコンテンツを満喫するのにもぴったりです。

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個人的にも 11インチモデル、12.9インチモデル、どちらを購入しようか最後まで迷った今回のiPad Pro。鮮やかで美しい最新のディスプレイが搭載された12.9インチモデルがとても魅力的だったのですが、持ち歩くには少し大きくて重いこと、そして最近手に入れた超お気に入りの「Sagan Vienna」のタブレットバッグ(11インチiPad Pro用に作られているんです)が使えなくなってしまうのが残念すぎるので、最終的に11インチを予約しました。Magic Keyboardはもちろんホワイトで。今から届くのが楽しみでなりません!

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しかし、真っ白なMagic Keyboardはさすがに汚れが目立ちそうなので、この白さを保つ方法を今から考えておかなきゃな、と思っているところです……(笑)。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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