すきま時間でトレーニングを叶える手のひらサイズのワークアウトデバイス vol.133

昨年ステイホームな日々が始まってから、運動不足にならないようかなり気を配ってきたほうだと思います。以前この連載でもご紹介したNintendo Switchのエクササイズゲーム「Fit Boxing」をやったり、外に出る予定のない日も意識的に近所へ散歩に出かけたり。その後、Fit Boxingは続編がリリースされたので、ここ半年くらいは「Fit Boxing 2」をプレイしていたのですが、なんとなくマンネリ化してきた感じも……。

そんなところで最近、新たに導入してみたものがこちら。エクササイズ大国であるアメリカ発・ActivBodyの「Activ5」というポータブルエクササイズデバイスです。

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これ、スマホアプリと連動して、いつでもどこでもアイソメトリックトレーニングができるというもの。アイソメトリックトレーニングとは「等尺性収縮運動」のことで、筋肉を収縮させたり関節を動かしたりしない、静止した状態で行うトレーニング。空気椅子やプランクなど「一つのポーズをとったまま、ひたすら耐える」ような筋トレをイメージしてもらうと分かりやすいかも。

手のひらサイズでとてもコンパクトなので、一体どうやって?と不思議に思ったのですが、仕組みはこんな感じ。Activ5に手や足などで圧をかけると、その強さをアプリ側でリアルタイムに表示してくれるので、どのくらい負荷をかけられているか、負荷のかかった状態をキープできているか、ということをモニターできるようになっているんです。

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専用アプリをスマホにインストールして、自分の身体の情報、現在の運動の頻度や目的などを入力すると、おすすめのトレーニングプログラムを組んでくれます。行う頻度にもよりますが、どのプログラムも5分から10分程度で終えられるもの。Activ5本体の位置は手や足の裏に置いたり、手と太腿の間に挟んで圧をかけたり、ポーズによって変わるので、スタートする前にしっかりチェック。

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あとはアプリの表示を見ながら、力を入れてキープ/力を抜くを繰り返しながら、指定の時間耐えるだけ。ゲーム感覚なのですが、これ、結構つらいです(笑)。一つのプログラムを終える頃には、額にじんわりと汗が……。

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アプリが提案してくれるプログラム以外にも、テーマ別のワークアウトプログラムを選択したり、任意の部位を選んで鍛えたりすることもできます。

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また、トレーニングをするときにApple Watchを身につけていれば、自動で心拍数や消費カロリーを計測してくれるのも便利。計測した各種データはiOSのヘルスケアアプリと同期することもできます。

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また、ある程度の期間、Activ5でのトレーニングを続けると、身体の状態を分析してくれる機能もあり、かなり細かくデータを見ることができるので、見ているだけでも面白い。私は以前からあまり左股関節の具合がすぐれず、整形外科とリハビリに通っていたとき「左側を守るために、右側が頑張りすぎてアンバランスになってる」と言われていたのですが、Activ5の分析でも相変わらず左側が弱いみたい。バランス良く鍛えないと、ですね。

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それにしても、運動不足にならないよう気を配っているという自負がありながら、改めてこうやって取り組んでみると、以前パーソナルトレーニングに通っていたとき楽勝だったポーズも全くキープできなくなっていて、愕然としました(泣)。身体の露出も増える夏に備え、Activ5を使って健康体を取り戻したいところです〜。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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