適材適所で使い分けるイヤホン、ヘッドホン vol.140

今朝デスクの上を見ていて思いました。「私やたらとイヤホン持ってないか……?」と。「そんなに持ってても使わないでしょ」とご指摘をいただくこともあるのですが(笑)、そんなこともなく、適材適所で活用していたりします。いろいろ使い分けてみると、メーカーの思想を垣間見られたり、それぞれ向き不向きが見えてきたりして、面白いのです。

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最近の新入りちゃんはこの
2つ。Beats by Dr. Dreのワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」とBang & Olufsenの「Beoplay EQ」。

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Beats Studio Buds
1万円台で買えちゃう、お手頃な「AirPods Pro」とでも言いましょうか。BeatsApple傘下のブランドなので、機能的にはAirPods Proに似ています。こちらの嬉しいポイントは、なんといっても片耳5g、1.5cmという軽さと小ささ。人差し指と親指でつまんで装着できるような形をしていて、耳に入れて少しひねるとグッと耳の中に安定して収まる感じがあり、安心感があります。私は耳が小さめで、ゴロッとしたカナル(耳栓)型のワイヤレスイヤホンが苦手だったのですが、これならいける!

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一方、
Beoplay EQの方は、Bang & Olufsen初のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した意欲作。ケースも本体も質感高く品のある佇まいで◎。ノイキャンって便利だけれどどうしても音質の劣化が避けられないところ、さすがのB&O、うまく調整している感じがあり、エアコンの音などのノイズを最低限抑えながら、楽器やボーカルなどの音を引き立たせて聴かせてくれる感じ。他メーカーのノイキャン製品のようにオンにすると、一瞬で静寂に包まれる”わけではないですが、ジャズやクラシックなど、生音の繊細な音楽を聴くと音の立体感にビビります……! 良い……

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ただ、本体が大きめなので、私は長時間装着していると少し耳が痛くなってきてしまうのですよね
……。なので、私は「iPad Pro」にペアリングして、リラックスタイムに音楽に浸る用として使っています。耳の形に合う人がうらやましい……

そして、仕事をしているとき、誰にも何にも邪魔されず集中したい!というときはやっぱりコレ。SONYのノイズキャンセリングヘッドホンの「WH-1000XM4」。

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ノイキャンをオンにして音楽をかければ、隣でオンラインミーティング
をしていたとしても、気になりません。イヤーパッドが柔らかいので、数時間付けていても不快感なし。電池の持ちが良いのも嬉しい。2台のデバイスとペアリングできるので、仕事に使っているMacと動画制作に使っているWindows PCにペアリングしてあります。

残りは全てAppleの製品ですが、AirPods ProAirPods、そして「EarPods」。ここ数ヶ月、英文の読み上げを聞いて、その23語後を追いかけて同じ英文を発声するシャドーイングという訓練を毎朝続けているのですが、AirPodsは主にシャドーイングをするときに使っています。耳栓タイプのイヤホンやヘッドホンをしながらしゃべったときの閉塞感が苦手なところ、AirPodsはインナーイヤー型で耳穴を塞がないのでシャドーイングにぴったり◎。同じ理由でオンラインミーティングのときも、耳にはAirPodsをしていることが多いです。

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EarPods
は有線でバッテリー切れを心配する必要がないので、オンラインミーティングが長時間続くときに使っています。マイクの性能も意外と良いので、家にあるぞーという方はぜひ使ってみて。そして、うまく充電できないことが増えてきてしまった(涙)AirPods Proは、主に外出時に。フィット感が良く落ちないし違和感もなし。ノイキャンと外音取り込みがワンタッチで切り替えられて、複数のAppleデバイス間をシームレスに渡り歩けるのはやっぱり便利。万能感、あります。

というわけで、今回は、適材適所で使い分けている最近のイヤホン、ヘッドフォン事情について書いてみました。今後発売される新製品では、耳を塞がない骨伝導タイプのイヤホン「ambie」のニューモデルが気になっています! 今月末発売みたいなので、チェックしなきゃ。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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