手軽でかわいい手帳サイズ、新型iPad mini vol.141

毎年9月から11月くらいにかけては、スマホなどのデジモノを中心に次々に新製品が登場する時期で、“Techtober”なんて呼ばれていたりします。Appleも先日新製品発表会をオンラインで開催し、無印「iPad」、「iPad mini」の刷新や新しい「iPhone 13」シリーズ、「Apple Watch Series 7」を発表しました。中でも個人的に気になったのが、こちらのiPad mini

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%リサイクルアルミニウムで作られた本体は、「iPad Pro」や「iPad Air」のような角ばったデザインになり、前モデルに比べて画面も大きくなりました。カラーはスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの4色から選べます。

今回発売に先駆けてお借りしているのはピンク。液晶のサイズは8.3インチで、iPad Proの11インチと「iPhone 12 Pro」の真ん中くらいのサイズ感です。

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「Apple Pencil」
はマグネットで本体にくっついて充電やペアリングができる、第2世代に対応しています。本体のサイズとApple Pencilのサイズのバランス感がまさに、手帳とペンといった感じでキュートです。

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私は普段、電子書籍を閲覧する時、雑誌には横位置の
iPad Pro、文字中心の書籍には「Kindle」、とデバイスを使い分けているのですが、iPad miniのサイズ感はどちらにもぴったり。縦位置で使えば雑誌のビジュアルも大きく美しく見ることができるし、文字も読みやすい。軽いので、長時間手に持っていることが苦にならないのも嬉しい。そして、スピーカーがステレオになったので、動画や音声コンテンツもクリアで迫力あるサウンドで楽しむことができます。

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また、コンテンツを楽しむだけでなく、
Apple Pencilと一緒に使えば、手書きの直感的操作感や創造性を生かすツールとしても活躍してくれるのがiPad miniの強みのひとつ。サイズ感が一番大きなiPhoneである「iPhone 12/13 Pro Max」に近しいので、存在がカブるのではと思いつつも、この点が大きな違いだなと個人的には思います。

近年、存在がMacに近づきつつあるiPadファミリーはノートにはなるけれど、メモ帳として普段持ち歩くには大きい&重いなと思ってしまうのですが、iPad miniのサイズ感だと、手帳やメモ帳代わりにバッグにサッと入れて持ち歩けるのがありがたい。手書き手帳アプリの「Planner」を試してみたのですが、これ、紙の手帳感覚で使えて、楽しいです。

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写真好きの私としては、カメラバッグにちょこっと忍ばせておいて、旅先で写真を取り込んで、サクッと編集、シェアなんて感じでワークフローと荷物をさらにミニマルにすることができるのも嬉しいポイント。

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USB-C
端子が搭載されたので、カメラを直接接続することもできるし、パワフルな性能のおかげで、大きなサイズの画像や動画の扱いもへっちゃらです。対応しているモバイル回線とエリアであれば5Gが使えるので、クラウド上にあるデータへのアクセスもサクサク。

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Bluetooth
でキーボードをつなぐこともできますが、iPad ProAir、無印iPadのようにキーボードつきのケースが現状は提供されているわけではないので、基本的に文字入力はこんな感じで画面上のキーボードを使うことになる場合が多くなるのでは、と思います。

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画面の中心まで無理なく指が届くサイズ感なので、スムーズではあるのですが、長文を入力するのには向いていないかな、とも。原稿執筆など文字入力をする機会が多く、
iPadPCのように使いたい、という方にはiPad ProAir、無印のiPadがおすすめかなと思います。

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んー、それにしてもこのサイズ感はやっぱりカワイイ! 新しい
iPad miniは予約受付中、発売は924日(金)です。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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