7月1日までの期間限定展示がスタート! 松本市美術館で「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」開催中

3月のスタート以来、来場者数が8万4000人を超える特別展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」。草間彌生誕生の地、松本市にある松本市美術館で開催中のこの展覧会では現在、7月1日までの期間限定でミラールーム作品「魂の灯」など2点を特別に無料公開中。既に展覧会を観た人も、まだの人も、一見の価値あり!

3月のスタート以来、来場者数が8万4000人を超える特別展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」。草間彌生誕生の地、松本市にある松本市美術館で開催中のこの展覧会では現在、7月1日までの期間限定でミラールーム作品「魂の灯」など2点を特別に無料公開中だ。

「魂の灯」2008年  ©YAYOI KUSAMA
「魂の灯」2008年 ©YAYOI KUSAMA

「魂の灯」は2012年に松本市美術館で開催された巡回展「草間彌生 永遠の永遠の永遠」にて展示されたもの。これは草間の代表的なシリーズで、鏡張りの部屋の中に入って楽しむミラールーム作品のひとつ。鏡に映る電球が色を変化させながら無数の光となって降り注ぐ、幻想的な時間が楽しめる。また、全長約6メートルにも及ぶ、富士山と太陽を描いた大作「生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」も必見。

「生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」2014年  ©YAYOI KUSAMA
「生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」2014年 ©YAYOI KUSAMA

本展は草間彌生の誕生の地である松本市の市制施行110周年と、松本市美術館開館15周年を記念したもの。1930年代の少女時代に描いた作品から、草間が2009年から手がけてきた最新シリーズ「草間彌生 わが永遠の魂」の中から厳選した日本初公開作品まで、時系列順に展示してあるので、彼女の半生を辿りながら鑑賞できるのも面白い。

いかにして彼女が世界の現代美術史の中で特異かつ特別な存在になっていったのか。彼女が生を受け、多感な時を過ごした松本の地でその作品に触れる、絶好の機会。夏の信州小旅行を兼ねて、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

辛酸なめ子氏によるレポートはこちら>


「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」
会期:〜2018年7月22日(日) ※特別無料展示:〜7月1日(日)
会場:松本市美術館(長野県松本市中央4-2-22)
時間:9:00〜17:00(土曜のみ〜19:00/入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜 ※7月16日(月・祝)は開館
0263-39-7400
https://kusama2018.com/


text : Shiyo Yamashita

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「魂の灯」2008年 ©YAYOI KUSAMA
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「生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」2014年 ©YAYOI KUSAMA
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「かぼちゃ」1999年 松本市美術館 ©YAYOI KUSAMA
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「原爆」1954年 松本市美術館 ©YAYOI KUSAMA
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「都会の雨」1952年 松本市美術館 ©YAYOI KUSAMA
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「南瓜へのつきることのない愛のすべて」2016年 ©YAYOI KUSAMA
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「わが永遠の魂」シリーズより「わが死よ、汝は永劫の死を迎え入れたい」2017年 ©YAYOI KUSAMA
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