創業96年の丸の内の名所「東京會舘 丸の内本館」がリニューアルオープン!

東京・丸の内に誕生した「丸の内二重橋ビル」に、201918日(火)、1922年創業の老舗「東京會

」の新本がリニューアルオープン。レストラン・バンケット会場・ウエディング会場を有する複合施設が、伝統を守りつつ革新的なアイディアを取り入れた、魅力溢れる場所へと大変身!

創業96年の老舗「東京會舘」の新本舘が、4年間の休業期間を経て201918日(火)にリニューアルオープン。大正・昭和・平成を経て、レストラン・バンケット会場・ウエディング会場とも新しい時代にふさわしい魅力を湛えたものに生まれ変わった。

「新しくて伝統的」というコンセプトで生まれ変わった新生・東京會舘 丸の内本館。ファサード上部の壁面には初代・二代目本館に施されていた植物のモチーフを再構成したレリーフが。
「新しくて伝統的」というコンセプトで生まれ変わった新生・東京會舘 丸の内本舘。ファサード上部の壁面には初代・二代目本舘に施されていた植物のモチーフを再構成したレリーフが。

1922年(大正11年)、「世界に誇る施設ながら、誰もが利用できる、大勢の人々が集う社交場」として誕生した東京會舘。皇居に隣接する場所柄もあり、皇室や英国王室との繋がりも深く、また各界の著名人や、歌舞伎や伝統芸能に携わる人々、それに歴代タカラジェンヌにも愛されてきた。

初代本舘はルネサンス様式の華やかな建物。また1971年(昭和46年)竣工の二代目本舘はモダニズム建築の代表的建築家、谷口吉郎が設計。そして今回誕生した三代目の新本舘はこれまでの建物の要素を取り入れつつ、クラシックな優雅さに日本のエッセンスを融合したものとなった。初代本舘から受け継がれてきた大シャンデリアは3階の螺旋階段上部に。1階メインエントランスを飾るのは二代目本舘を飾った猪熊弦一郎の壁画「都市・窓」。東京會舘の歴史をそこかしこに残しつつ、現代的な要素を大胆に取り入れた建築&インテリアデザインは、「NEWCLASSICS.」というテーマに沿って考えられている。

1F「ロッシニテラス」の「アフタヌーンセット」¥3,800(グラスシャンパン付 ¥5,800)
1階「ロッシニテラス」の「アフタヌーンティーセット」¥3,800(グラスシャンパン付 ¥5,800)

水や魚のモチーフを散りばめた、海をイメージさせるインテリアの「レストラン プルニエ」。外部からシェフを起用するのは新シェフの松本浩之が初めてだそう。
水や魚のモチーフをちりばめた、海をイメージさせるインテリアが心地いい2階「レストラン プルニエ」。外部からシェフを起用するのは新シェフの松本浩之が初めてだそう。

レストランやショップも歴史を継承しつつ新たな時代に合わせて変身。1934年(昭和9年)に日本初の鮮魚介専門店として誕生したフランス料理「レストラン プルニエ」は、フランスの三ツ星レストランなどで経験を積んだ松本浩之を新シェフに起用。創業当時から愛される「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」などの伝統的メニューを松本なりのアレンジで再構築している。また、1階のグリルレストラン「ローストビーフ&グリル ロッシニ」は、東京會舘のスペシャリテの中でも特に人気の高い「ローストビーフ」が赤身のものに変更され、軽やかでジューシーな仕上がりに。「劇場」をコンセプトにしたインテリアの中、新たに加わったビーガン対応のベジフレンチコースなど、ヘルシーかつ華やかな料理が楽しめる。また、オールデイダイニング「ロッシニテラス」では完成まで3日かかるという伝統の「東京會舘カレー」や「アフタヌーンティーセット」などを。他にも新業態となる鉄板焼き「TOKYO KAIKAN 會」や、繊細な演出が見事な「日本料理 八千代」、古き良き時代を感じさせる重厚な雰囲気が特徴の「メインバー」など、厳選のレストランとバーが並ぶ。

エントランスのペストリーショップ「スイーツ&ギフト」には、本場のモンブランを日本人向けにアレンジして生まれた、50年以上愛され続ける「マロンシャンテリー」や、新本舘の新たな定番として誕生したひょうたん型のスイーツ、それに手作りショコラなど、新旧の美味しさが勢ぞろい。パッケージも美しく生まれ変わっている。この先のバレンタインデーにも力の入った限定商品が並ぶそうなので、そちらにも乞うご期待。

もちろん、伝統や格式を重んじながら現代の風を取り入れたウエディングにも注目を。それぞれの宴会場に異なる個性と魅力があるが、特にメインバンケット「ローズ」をはじめとした皇居側の眺望は圧巻! これから挙式を予定している人は、ぜひ一度見学に訪れてみては。

 

東京會舘 丸の内本舘
03-3215-2111050-3134-4890(本館レストラン予約センター)
住所:東京都千代田区丸の内3-2-1
※営業時間は各レストラン・ショップにより異なる
https://www.kaikan.co.jp/

text : Shiyo Yamashita

 

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「新しくて伝統的」というコンセプトで生まれ変わった新生・東京會舘 丸の内本舘。ファサード上部の壁面には初代・二代目本舘に施されていた植物のモチーフを再構成したレリーフが。
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1階「ロッシニテラス」の「アフタヌーンセット」¥3,800(グラスシャンパン付 ¥5,800)
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水や魚のモチーフを散りばめた、海をイメージさせるインテリアが心地いい2階「レストラン プルニエ」。外部からシェフを起用するのは新シェフの松本浩之が初めてだそう。
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1922年(大正11年)に創業した初代本舘。庇のアイアンワークや張り出したバルコニーの意匠などは新本舘にも受け継がれている。
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1971年(昭和46年)に竣工した二代目本舘。「クラシックの中のモダン」をデザインテーマに掲げ、日本のモダニズム建築界を牽引した谷口吉郎が設計を手がけた。
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二代目本舘のオープンにあたり、建築家・谷口吉郎の依頼で猪熊弦一郎が制作した壁画「都市・窓」。新本舘のエントランスにも引き続き飾られている。
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「ローストビーフは東京會舘」と言われる逸品、1階「ローストビーフ&グリル ロッシニ」の「ローストビーフ グレービーソース」¥3,300〜
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ペストリーショップ「スイーツ&ギフト」に新たにラインナップされた、ひょうたんをモチーフにしたスイーツのひとつ「ひょうたんチョコレート」3個入り ¥1,500、6個入り ¥3,000
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古き良き時代の空気を感じさせる、重厚でクラシックなインテリアの1F「メインバー」。ランチタイムの利用も可能。
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光が降り注ぐチャペル。エッジィなデザインながらたっぷり使われた木の縦格子が柔かく温かな印象を与える。
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ウエディングパーティの要となる料理は、旬の食材と進化した味が楽しめる「シーズナルスタイル」(写真は一例)と、東京會舘の伝統の味を大切にした格式ある「トラディショナルスタイル」から選べる。
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皇居側に面したバンケットルームのひとつ。緑の眺望が楽しめるこちらに対し、丸の内仲通り側のバンケットルームでは先進的な東京を感じることができる。
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1Fのグリルレストラン「ローストビーフ&グリル ロッシニ」は劇場のイメージ。オペラ劇場の装飾的なエッセンスや音楽的なモチーフを大胆に取り入れている。隣接する帝国劇場や、近隣の日生劇場や東京宝塚劇場での観劇の前後に訪れるのにぴったり。
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ペストリーショップ「スイーツ&ギフト」で販売される、東京會舘初代製菓長 勝目清鷹が考案した伝統の逸品「マロンシャンテリー」¥980
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