本もライヴもワークショップも!「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」開催

2009年から続くアジア最大規模のアートブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR」の開催に先駆け、「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」が2019年4月7日(日)までの約1ヵ月間、Ginza Sony Parkにて開催されている。本やZINEの販売だけでなく、アーティストによるワークショップや無料の映画上映、音楽プログラムなど、多彩なコンテンツが楽しめる!

10回目を迎えるアジア最大規模のアートブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR」の開催に先駆け、「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」が2019年4月7日(日)までの約1ヵ月間、Ginza Sony Parkにて開催されている。国内外の出版社、ギャラリー、書店、アーティストが毎週末入れ替わりで25〜30組ずつ、合計約150組が参加する「Exhibitor Booth」のほか、魅力的なコンテンツが多数用意されている。

3月10日(日)にはアーティスト、エレナ・トゥタッチコワを講師に迎え、子供たちを対象としたTOKYO ART BOOK FAIRの地図を作るワークショップを開催。
3月10日(日)にはアーティスト、エレナ・トゥタッチコワを講師に迎え、子供たちを対象としたTOKYO ART BOOK FAIRの地図を作るワークショップを開催。

Ginza Sony Parkのコンセプトである「公園」をテーマに掲げた今回の「Ginza Edition」は、アートブックの魅力を多角的に紐解く企画が盛りだくさん。「Exhibitor Booth」では週末に作り手自らが来場者と直接コミュニケーションを取りながら印刷物の魅力を伝える一方、平日にはゲーム感覚で楽しめる「Art Book Vending Machine(アートブック販売機)」が登場。また、一般書店には流通していないアートブックやZINEが数多く並ぶ「ZINE’S MATE SHOP」も。こちらは会期を通してオープンする。

今回は展覧会も週替わり。イギリスを拠点とするデザイナー・ユニットのOK-RMとアメリカ人写真家のダニエル・シェアによるプロジェクト「Ex Nihilo」の展示を皮切りに、『君とボクの虹色の世界』でカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールを受賞した映画監督・アーティストで、長編小説『最初の悪い男』などの作家としても活躍するミランダ・ジュライの「友情」をテーマにしたプロジェクト「Love Bucks」の展示や、 写真家のホンマタカシによる、エド・ルシェのアーティストブックに対するオマージュシリーズ第9弾『Every Building on the Ginza Street』の展示、IKEAやフライング タイガー コペンハーゲンとのコラボでも知られる現代美術家の河井美咲による過去20年のアートブックを中心にした展示など、豪華な面々による魅力的な展示が楽しめる。

MISAKI KAWAI Arty, 2012 Installation view at The Watermill Center, NY Courtesy of the Artist and Justin Waldron
2019年3月18日(月)〜24日(日)には河合美咲の過去20年のアートブックを中心にした展覧会「Paper Party」を開催。
MISAKI KAWAI Arty, 2012 Installation view at The Watermill Center, NY Courtesy of the Artist and Justin Waldron
あああ
2019年3月25日(月)〜31日(日)には写真家ホンマタカシによる、エド・ルシェのアーティストブックに対するオマージュシリーズ第9弾『Every Building on the Ginza Street』の展覧会を開催。

会期中には他にもさまざまなイベントが。ワークショップとしてはアーティスト、エレナ・トゥタッチコワによるブックフェアの地図作り(子ども向け)や、オランダの出版社、ザ・フューチャー・パブリッシングが指導する本作り体験、ホンマタカシによる展覧会関連のワークショップ「Then & Now Ginza Street, 1954-2019」、ブックデザイナーの祖父江慎がアートディレクションを手がけた新感覚の体験型ムック「ぺぱぷんたす」から生まれた“かみのかみさま”ことソビーとワッキーによる、紙を使った遊びのワークショップ「かみであそぼう」が。3月18日(月)〜22日(金)にはB3にて『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』など、4本の映画会の上映も行われる。

B4の「Park Live」では毎週金〜土に、バッファロー・ドーターなどのライヴ、オオルタイチとPOTTOによるコラボレーション、アーティストの花代とエレナ・トゥタッチコワのセッションなど、多彩な音楽プログラムを展開。ここでしか見られない、聴くことのできないパフォーマンスに注目が集まる。

また、B3には「Art Book x Curry」をテーマにカレートラックが登場。期間中、10店舗以上のカレー屋が゙日替わりで出店予定なのでお楽しみに。スケジュールはGinza Sony ParkのInstagramにて随時告知されるので、 こちらもチェックして。


「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」
会期:~2019年4月7日(日)
会場:Ginza Sony Park(東京都中央区銀座5-3-1)
時間:10:00~20:00
入場料:無料
※混雑時は入場規制の可能性あり
https://tokyoartbookfair.com/ginzasonypark/


text : Shiyo Yamashita

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3月10日(日)にはアーティスト、エレナ・トゥタッチコワを講師に迎え、子供たちを対象としたTOKYO ART BOOK FAIRの地図を作るワークショップを開催。
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2019年3月18日(月)〜24日(日)には河合美咲の過去20年のアートブックを中心にした展覧会「Paper Party」を開催。 MISAKI KAWAI Arty, 2012 Installation view at The Watermill Center, NY Courtesy of the Artist and Justin Waldron
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「ぺぱぷんたす」から生まれた“かみのかみさま”ことソビーとワッキーは、4月7日(日)、紙を使った遊びのワークショップ「かみであそぼう」を開催。
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イギリスを拠点とするデザインユニット、OK-RMと、アメリカ人フォトグラファー、ダニエル・シェアによるコラボレーションプロジェクト「Ex Nihilo」の展覧会は3月8日(金)〜17日(日)に開催。 OK-RM & Daniel Shea ©︎2019 OK-RM & Daniel Shea
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3月25日(月)〜31日(日)には、写真家ホンマタカシによる、エド・ルシェのアーティストブックに対するオマージュシリーズ第9弾『Every Building on the Ginza Street』の展覧会を開催。
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3月21日(木・祝)には、オランダ・アムステルダムを拠点に世界各国で活動する出版社、ザ・フューチャー・パブリッシングによる、小さな本を作るワークショップを開催。
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アメリカ人の写真家、ダニエル・シェアとのコラボによる「Ex Nihilo」展のために来日するロンドンのデザインユニット、OK-RMの2人。3月12日(火)にはトークショーも行う。
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アートブックやZINEが好きな人にはすっかりおなじみとなった「TOKYO ART BOOK FAIR」のロゴ。本編は2019年7月12日(金)〜7月15日(月・祝)に東京都現代美術館で開催。
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対面販売のない平日には「Art Book Vending Machine(アートブック販売機)」で本を販売(写真はイメージ)。出展者より「出展料」として10冊ずつ集めた1500冊を超えるアートブックが入っており、キーワードを選ぶとそれに紐付く一冊が出てくる仕組みになっている。参加するためには500円の参加料を払うか、アートブック1冊を持参とのこと。
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週末にGinza Sony Parkの屋外に登場するモバイルブックストア。車の中にも外のテントにも本が溢れる。
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地上から「TABF」の大きなロゴに導かれるように地階へ。
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会期中無休でオープンしている「ZINE'S MATE SHOP」では、世界各国の珍しいZINEなどを購入できる。
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B2とB3の2フロアに展開される「EXHIBITOR BOOTH」。毎週末ごとに多彩なアーティストや出版社、ブックショップなどが出展。
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B4に常駐するカレートラックには10店舗以上のカレー店が日替わりで出店。カレー販売はなくなり次第終了。スケジュールはGinza Sony ParkのInstagramでチェックを。
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ロンドンのデザインユニット、OK-RMとアメリカ人の写真家、ダニエル・シェアとのコラボレーションプロジェクト「Ex Nihilo」の展示風景(〜2019年3月17日)。壁に投影された映像はシェアの作品。
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「EXHIBITOR BOOTH」にはCOS design studioのメンバーであるウーシャ・ドーシのクリエイションを紹介する実験的な写真集『Creating with Shapes』を発表したファッションブランドのCOSのような、異色の出展者も。
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B3のラウンジには今後の展示を予告するコーナーが。第2週は河合美咲、第3週はホンマタカシ、第4週はミランダ・ジュライと続く。ラウンジではカレーを食べたり、本を読んだりと自由に過ごすことができる。
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