ミナ ペルホネンの毛糸との出合いから生まれた、新たな生命。WONDER FULL LIFE個展「祝祭 - Relighten -」、京都と東京で開催

アーティストの大脇千加子が主宰するWONDER FULL LIFEの個展「祝祭 - Relighten -」が、京都「minä perhonen galleria」で2020年10月4日(日)まで、また東京「minä perhonen elävä I」では10月17日(土)〜25日(日)に開催。ミナ ペルホネンのニットコレクションのために作られた毛糸を素材にしたタリスマンやウォールアートが、在本彌生の撮り下ろし写真作品とともに展示販売される。

アーティストの大脇千加子が主宰するWONDER FULL LIFEの個展「祝祭 - Relighten -」が、京都「minä perhonen galleria」で2020年10月4日(日)までの会期で開催中。また、東京「minä perhonen elävä I」では10月17日(土)〜25日(日)に開催される。

Photo_Yayoi Arimoto
Photo : Yayoi Arimoto

WONDER FULL LIFEは、大脇が染、陶芸、真鍮、漆、織物など、さまざまな分野の日本のつくり手たちと協働し、ファッション、プロダクト、アートに展開するプロジェクト。本展では2014年〜20年のミナ ペルホネンのニットコレクションのために作られた22種の毛糸を素材に制作した、馬の姿や古代の馬飾りからインスピレーションを受けて制作したタリスマン(お守り)やウォールアートなどを展示・販売する。

Photo : Yayoi Arimoto
Photo : Yayoi Arimoto

ミナ ペルホネンの毛糸は、各コレクションのために生糸から厳選したものを丁寧に撚り、染めたもの。これらは一着のセーターを編めないほどの量になってもアーカイヴとして残されていたという。大脇はこの毛糸との出合いから、古代より人間に近い場所で暮らしながら、共に移動し、働く一方で、神が騎乗するものとして大切に扱われ、神社に献納する祭事があるほど神秘的な存在でもある馬の姿をイメージ。馬のためにさまざまな道具を作り出してきた人間の歴史とも絡めつつ、ミナ ペルホネンの毛糸に新たな命を吹き込むことに挑戦した。

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ミナ・ペルホネンが2014年〜20年に発表したニットのために作った毛糸の数々。

会場では本展のメインビジュアルを撮影した写真家、在本彌生の撮り下ろし作品も展示。WONDER FULL LIFEが特別に制作した馬飾りを身につけた道産子馬のさくらが風を切りながら大地を駆ける姿や、美しく編み込まれた色とりどりの糸がまばゆい肢体と絡み合う様子を収めた作品が並ぶ。なお、ミナ ペルホネンの同じ毛糸を編み混ぜて仕立てたハンドニットもリミテッドエディションとして展示販売。こちらにもぜひ注目を。


WONDER FULL LIFE 個展「祝祭 - Relighten -」
【京都展】
会期:〜2020年10月4日(日)
会場:minä perhonen galleria(京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2 寿ビルディング3階)
時間:月曜〜金曜 11:00〜19:00/土曜・日曜・祝日 10:00〜18:00
会期中無休
075-353-2217
【東京展】
会期:2020年10月17日(土)〜25日(日)
会場:minä perhonen elävä I(東京都千代田区東神田1-3-9)
時間:11:00〜19:00
会期中無休
03-6825-3037

https://www.wonderfulllife.link/


text : Shiyo Yamashita

 

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ミナ・ペルホネンが2014年〜20年に発表したニットのために作った毛糸の数々。
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