レイ#LayZhang 来日!ヴァレンティノのプレフォールコレクションショーの合間にキャッチ!独占インタビュー

ヴァレンティノがメンズ・ウィメンズ2019年プレフォールコレクションを東京・東品川の寺田倉庫で発表するにあたり、ゲストとして招待されたレイ(Lay Zhang )にエクスクルーシブな機会を得てインタビュー。銀座ストアでのインスタレーション、ショー、カクテルパーティのためのショートステイの合間をぬって、レイにとって大事な音楽や好きなファッションについて語ってもらった。

ファッションのこと、音楽のこと

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──ショートステイ中にショップでのイベント、ショー、カクテルパーティと、ヴァレンティノの世界に多く触れることができたと思いますが、どんな印象を持ちましたか?

レイさん(以下敬称略):衝突と統合、でしょうか。一見合わないと思われる異なるスタイルも、ヴァレンティノはユニークな方法でそれらをつなぎ合わせていて、驚くようなすばらしいコレクションを作り上げていますよね。大変興味深いです。

──普段プライベートではどんなスタイルが多いのですか?

レイ:軽くて動きやすい、Tシャツやジーンズで過ごすことが多いです。

──そんなラフなスタイルもレイさんらしいですが、お仕事でのドレスアップしたスタイルも、どちらも魅力的ですね。いつもスタイリッシュに、ヘルシーでいてセクシーな着こなしをされていますが、その秘密は自分では何だと思いますか?

レイ:仕事に関する公式のイベントでは、いつもヴァレンティノを身に着けることを優先しているので、そのためかもしれませんね。私の個性ともぴったりの、スタイリッシュなブランドを見つけてくれた私のスタイリストに感謝しています。

──ヴァレンティノとの出合いの影響も大きいということですね。では、ファッションのお手本というか、影響を受けた方っていますか? 

レイ:人ではなく、音楽ですね。どのようなことに関しても、他の誰かからインスピレーションを得ることはありません。自分の音楽が、心の中に異なる映像や感覚を作り出し、そうした心の中の映像がファッションのインスピレーション源になっています。

──レイさんの頭の中は音楽が占めているんですね。では、近況を含め、音楽について聞かせてください。まずは、アルバム『NAMANANA』でのアメリカデビュー、そして「ビルボードチャート200」の21位にランクイン、おめでとうございます。日本にもそのニュースは届いています。どんな気分ですか?

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レイ:それは嬉しいです。日本のファンにも喜んでもらえたらうれしいな。

──アルバム『NAMANANA』を完成させるまでのエピソードを聞かせていただけますか?

レイ:すべて大変でした!努力してつくりあげました。制作が難しくて。曲から歌詞、アレンジまでも全部自分でやっていたので、それらが大変でした。

──それは時間もかかりますね。

レイ:そうなんです。ラッキーな時は1曲をつくるのに3~4時間くらいでできることもありますが、これは22バージョンつくったので年かかりました。

──!!!!それは根気と集中力が必要ですね。どんな流れでできるのですか?

レイ:まずはトラック、メロディ、デモができたら、最後に歌詞をつくり完成します。

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──レイさんのつくる音楽の一番の特徴は?また、今回の『NAMANANA』は今までとどこが違うと思いますか?

レイ:ミックスだと思います。いろんな打楽器や音楽スタイル、言語、カルチャーを積極的に取り入れミックスして音楽にいかしています。まさにM-POPの形になっています。

──M-POPという言葉は初めて聞きました。教えていただけますか?

レイ:Mix-Mandarin-Popです。中国語をベースに、同じ曲の中に他にもひとつあるいは、複数の言語を用いて表現します。言葉だけではなく、音楽のスタイルとして、リズム音楽をベースに、Kick・Pluckなどの打楽器を活用しながら、Urban、Trap、R&B、EDMなど様々な文化やバックグラウンドのあるジャンルの音楽をミックスした、独自のスタイルの音楽のことです。

──だからバージョンも多数あるんですね。タイトル曲『NAMANANA』に込めた思いはどんなものですか?

レイ:聞いてくれる人がポジティブな気持ちになってくれたらいいなと思っています。

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──この先はどんなことがしたいですか?

レイ:日本のアーティストともコラボしてみたいですね。坂本龍一さんとか。

──実現するといいですね。では、子どもの頃のことも少し聞かせてください。歌はよく口ずさんでいましたか。

レイ:いろんな地方の民謡を歌っていましたね。あと、(こちらがわかりやすいよう、少し手を広げポーズをまねて)オペラ。

──オペラ⁉ご家族の方の影響ですか?

レイ:父が音楽が好きで、その影響だと思います。

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──ティーンエイジャーの頃、どんなアーティストをよく聞いてましたか。ひとりあげるとしたら?

レイ:マイケル・ジャクソンです。

──中でも繰り返し聞いたベストの1曲は?

レイ:『ビリー・ジーン』ですね!

そう言って優しい笑顔でインタビューを終えました。後から彼のマンダリンを通訳してくださった方に聞いたのですが、途中で、「細かくきって説明してください。話が途切れても、問題ないです」と配慮してくれたそう。音楽への思いや考えをきちんと伝えたいという彼の真摯な気持ちがいっそう伝わった。帰りがけに「東京でしたいことは?」と聞いたら、「時間があればラーメンを食べたい」といっていたレイ。小さな願いはかなったのか、気になるところ。また、日本滞在を経て、次はどんなM-POPを発表してくれるのだろうか。レイの今後の活躍に期待したい。

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東京でのイベント特設サイト
https://www.valentino.com/ja-jp/tky

※ヴァレンティノ銀座ストアのインスタレーションは12月9日(日)まで

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