ヴィンテージデニムで作る、オンリーワンのジャケット
5つのヴィンテージデニムピースをパズルのように組み合わせて、新たに生まれ変わらせたジャケット。素材のひとつひとつの色味や風合いが微妙に異なり、オンリーワンの存在に。また、リラックス感のあるシルエットに仕上げることで、今っぽさもプラス。背中には「日本」を意味するロシア語をキリル文字で書き、ブランドから日本への愛と自分たちのルーツを伝えている。

「リサイクルが目的ではありません。まずはアイテムを気に入ってほしい」
「私自身、現代のファッションを取り巻く大量生産には課題を感じていて、そうした傾向を減らすため、リサイクルをさらに推し進めた“アップサイクル”を実現した服を作り続けたいと考えています。だからといって、ただ素材を再利用したいのではなく、まずデザインを気に入ってもらえたアイテムがさらにサステナブルな背景も持っている、という順番が私の理想です。そんな願いを込めて、今回のプロジェクトでは、ヴィンテージのデニムを利用した一点もののジャケットを作りました」。
ANTI EASYプロジェクト 参加ブランド
Each×Other(フランス)
デザイナーのイラン・デロイスとアートディレクターのジェニー・マナーハイムが立ち上げたフランスのブランド。アーティストやミュージシャンをゲストに招くなど、アートとファッションの融合を試みている。
Claudia Li(アメリカ)
JW ANDERSONで企画を担当していたクラウディア・リーが27歳の時に立ち上げたニューヨークベースのブランド。立体裁断を用いた構築的で動きのあるデザインが魅力。
Ksenia Schnaider(ウクライナ/ロシア)
ウクライナ発のユニセックスブランド。2011年にグラフィックデザイナーのアントン・シュナイダーとファッションデザイナーのクセニア・マルチェンコにより設立。
Christian Dada(日本)
2010年にデザイナーの森川マサノリがスタートしたブランド。ダークで退廃的にも感じられるデザインが特徴的で、日本の伝統織物技術をベースに独特のスタイルで表現している。
Kudos(日本)
デザイナーの工藤司は早稲田大学卒業後、アントワープ王立芸術アカデミー中途退学。JW ANDERSONをはじめインターナショナルなブランドでアシスタントとして研修後、2017年に帰国しKudosを立ち上げる。
Delada(イギリス)
モスクワ出身のラダ・コマロヴァが手がける、イギリス発のユニセックスブランド。2015年にMachine-Aとのコラボレーションを成功させ、2017年春夏にファーストコレクションを発表した。
Yohei Ohno(日本)
文化服装学院卒業後、イギリスのノッティンガム芸術大学でファッションデザインを学んだ大野陽平によって2014年よりスタート。ブランド立ち上げからわずか2年ほどでTOKYO FASHION AWARD 2017を受賞。
ジャケット¥89,000/Ksenia Schnaider