ピンクに熱狂

GW最終日ですね。みなさん連休はどのように過ごしましたか?わたしは、春の恒例行事、「自然に触れ合う日帰り旅」を決行しました。今回はかねてより行きたいと思っていた芝桜を観に、埼玉県秩父市にある羊山公園へ。毎年この季節になると多くの人が足を運ぶスポットです。まるで地面にふわふわのカーペットを敷いたかのように、ピンク色が一面に広がります。濃度の異なるピンク、白、ラベンダー色……とブロッキングされており、引きでみると本当に絨毯の模様のよう。

ピンクって、どうしても“女子力の高い色”という印象で遠ざけがちでしたが、これだけ密集したピンクをみると、むしろ狂気すら感じさせる迫力があります。

今年は暖冬だったためか例年より見頃がはやかったらしく、私が訪れた51日時点ではピンクのなかに、ちらほら黄緑が混じっていました。ピンクの絵の具と黄緑色の絵の具をちょっとずつ筆で置きながら点描画にしたようで、これはこれで趣があります。

ちなみにこの日のスタイリングには、いつもは遠ざけがちなピンクを効かせよう!と思い立ち、出かける前にアクセサリーボックスの中を引っ掻き回して、パリの蚤の市で買ったこちらのイヤリングを着けることに。このイヤリングが、自分の身体を風景に溶け込ませる“鍵”の役割を担ってくれる気がするんです。

この日は公園の出店でいちごのカキ氷を食べて締めくくり、自分には珍しく、ピンク尽くしの一日となりました。

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エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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