風鈴のある季節

ア、アヅイ……と呟きながら日々を過ごしています。特に昼夜問わず、部屋が暑い。エアコンももちろんつけるのですが、ずっと冷風を浴びていると身体も冷えるし、換気もしたい。そこで窓を開け放したときのささやかな“涼”として、風鈴を取り入れてみました。

老舗「江戸風鈴」の朝顔
老舗「江戸風鈴」の朝顔

ある日銀座のモールを歩いていたら、どこから澄んだ音が聞こえたんです。優しく、どこか懐かしい音色に導かれるままに入店、「これください」と即購入。早速家のベランダに引っ掛けました。ちょっとでも風があれば“ちりんちりーん”と鳴り、体感温度を下げてくれます。ベッドがベランダに通じる大きな窓に面している部屋のレイアウトなので、ちょっと気温が下がった夜などは窓を開けて。耳もと近くにこの音を聞きながら眠るのが最高です。
実家では毎年のように吊られていた風物詩ですが、一人暮らしをはじめてからはすっかりその存在を忘れていました。今回はきれいなガラスのものを選びましたが、次は南部鉄器の風鈴なんかもいいな……と気になっています。実際に購入してから窓を開けることが増えまして(笑)、過ぎる季節をこうして噛み締めていくのも大事だなぁ、と感じたこの頃です。

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

記事一覧を見る