カバー力と抜け感は、両立するんです

ひとことで言うと「カバー力」です。にっくきシミやくすみがみるみるうちに存在感をなくし、見事にニュートラルな肌に。

「ディオールスキン フォーエヴァー アンダーカバー」はそれでいながら肌から厚ぼったく浮かず、溶け込む。初めて手のひらに出し、肌に置いた瞬間は、しっかりとしたテクスチャーに一瞬、不安を覚えました。私の苦手な厚塗りファンデーションなのでは? と。ところがのばし広げると、肌色の延長のように馴染むんです(速乾なので、ササッと手早く塗らねばなりませんが)。「カバー力のあるファンデーション」に対する私の偏見を覆してくれた逸品です。
さらに端正な肌が崩れない。つけたての美しさを「24時間持続」するというのですから。夜遅くにエレベーターの鏡にうつった自分を見ても、ガッカリしません。ちなみに「24時間」という文句に弱いんです、私。早朝にメイクアップした状態からお直しする時間もなかなか取れない中、肌を気にせず1日を駆け抜けられる、というのはとてもありがたい。

若いころは、拭ったら取れちゃうくらいのみずみずしい質感の、シアーなファンデーションを信奉していたものでした。ですが、今は色々つらい。年齢とともに濃度を増したシミやくすみを透けさせてる場合ではない、と。

ですが、これだとちょっと仕上がりが完璧すぎるんだよな、と思っていました。毎日Tシャツで過ごしていたのに急にドレスアップした、みたいな感覚。そこで旧知のビューティライターである森山和子さんに相談したところ、「全顔に広げないで気になるところだけ塗る、くらいがいいと思いますよ! 今っぽい肌になりますよ」。早速、塗るのはおでこの中央と鼻筋、ほおの上3分の2くらいにとどめて境目をぼかすようにしたところ、カバー力と抜け感を両立した、いい塩梅の肌に。

ちなみに森山和子さんといえば、発売中の4月号小田切ヒロさんとともに新作スキンケアとベースメイクアップを語り尽くす「肌がきれいなら人生圧勝!」も熟読すべし。ただ美しいだけでなく、洒落てて旬な肌とはなんぞや、というのがよくわかります。春の兆しが見えてきた今日このごろ、肌だって衣替えしなければ、ですね。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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