美味しいひと皿、いかがでしょうか?

SPUR4月号から、料理家の長尾智子先生の連載がリニューアルしたことに気が付いていただけていますでしょうか? 新しい連載のテーマは「うつわと料理」。これまでの連載でも、お料理にさりげなく似合うお皿をチョイスして、素敵な提案をしてきてくださった長尾先生の、その器選びにフォーカスしつつレシピを提案する、という形をとっています。お料理をがんばって作った時に、より美味しく見せるヒントまでお伝えする連載とでも言いましょうか。

長尾先生の連載担当の醍醐味はとにかく試食につきるのですが、リニューアル後はお皿(いま買えるもの)の提案もあるので物欲も刺激され、私的には2度美味しい撮影となっています。そんな個人的にも楽しみなこの連載。今週の23日に発売されるSPUR5月号では、第2回が掲載されており、今回の器は「小石原ポタリー」の新作です。

「あれ、イメージが違う?」なんて思った方は、正解です。夏にむけて日焼けしました! すみません、嘘です! これまでの小石原ポタリーは白釉にカンナ模様が特徴でしたが、この春からブラウンシリーズが登場しました。小石原焼きの10の窯元とのコラボレーションプロジェクトなので、さまざまな作り手の方の個性が、パン皿やカップなど規格を揃えたラインナップの中で光ります。例えば手前のパン皿とカップはマットなブラウンですが、奥のスープボウルはつやつやの飴釉、といった具合に。私自身も毎朝小石原ポタリーの器で朝食をとっているのでその使いやすさは折り紙つき。しかもブラウンの色みはどこか北欧の器のようなムードもあって、スタンダードな白い器が多い食卓にもなじみやすいのです。編集部にも小石原ポタリーのファンが多くて、校了紙を見るなり新色に気が付いて「欲しい!」と即反応した者も。

ちょうどあさっての21日から、ブラウンシリーズのローンチに伴ったイベントが神楽坂のla kaguで開催されるそう。実際手にとって、じっくりお気に入りをみつけてほしい! こんがり茶色いお料理はより香ばしく、みずみずしい緑はより鮮やかに輝く、そんな美味しいひと皿なのです。連載のレシピと合わせてお楽しみください。

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。