なんとも奥深いガラスの世界

料理が得意ではないので、これまで器にあまり興味を持ってきませんでした。でもそれなりの年齢になってきたからか、ここ最近お店でも何かと器が気になるように! 大人になるとミョウガの美味しさがわかる的なそんな心境の変化かしら、なんて自分では思っています。

今の季節はやっぱりガラスのものをついつい手にとってしまうのですが、中でも心ときめいたのがこの辻和美さんの作品。今回は「between visible and invisible」がテーマということで、“透明と不透明”の可能性にガラスで挑戦しています。見えたり見えなかったり、曖昧だからこその良さは映画や小説ではよく描かれるものの、それを器で楽しめるのがすごい……!「ガラスの器って涼しげで素敵だよね」なんてありがちな言葉で終わらせない、こちらに何かを問いかけてくるような佇まいに、ガラスの奥深さをまざまざと思い知らされました。

ちなみにこの優しくもモダンなカラーパレットは、minä perhonenの2018-2019秋冬コレクションがベースになっています。

ショップと工房は金沢にあるのですが、7月29日(土)までは、minä perhonen代官山店と表参道のcallにて展覧会を開催中とのこと。実際に手にとって見たい方はこの機会にぜひ!

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エディターUENO

好きな服はワイドパンツとタイトスカート。インドア派なのに趣味は海外旅行。タイ料理とお寿司に目がありません。なぜか両極端なものに惹かれる毎日です。

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