至高のニッチフレグランス、その名は“Vyrao”

国内外から注目を集めるニッチフレグランス専門店、金沢のフェートンフレグランスロングバー&フェートンフレグランスハウス。少し前、そのオーナーである坂矢悠詞人さんに「いま注目すべき香水はコレ!」と教えてもらったブランドがVyrao(バイラオ)です。2021年にロンドンでスタートしたばかりのVyraoはファッションコンサルタントからヒーラーへと転向したヤスミン・スウェル氏が創業。調香師はミラーハリスやパフューマーHを手掛けたリン・ハリス氏と聞くと、香水好きの方はぐっと惹かれるのではないでしょうか。

様々な効能を持つ伝統的な薬草をベースにつくられた香りは、どれもシンプルながらも独創的で“こんな香りが欲しかった”と思うものばかり。さらにエシカル調達した88%〜89%の天然成分と80%のオーガニック認証成分で構成され、パッケージもアップサイクル素材を採用している点も推せるポイントです。オードパルファンは5つの香りの展開があるのですが、ひとつに決めきれなかった私は、「High Five ディスカバリーセット」と名付けられた7.5mlずつのスプレーボトルが入ったものを購入しました。グリーンの箱にロゴが躍るパッケージも素敵で、ギフトにも良さそうですよね。

日差しの強い日にぶらぶら出歩く時はTシャツとデニムに、レモンやマンダリン、サンダルウッドが重なり開放感のある“Free00”。夕暮れから食事に出かける日はブラックのドレスに、ベチバーやシダーウッド、ジュニパーウッド、ブラックペッパーなどを配合したウッディな香りの“Magnetic70”とシーンや着たい洋服に合わせて使い分けています。どれもトップノートとミドルノートでムードが異なるので、その変化を感じるのも楽しい。ちなみに自身もフレグランスフリークである坂矢さんは「右腕、左腕、太ももでそれぞれ違う香りをつけて、どの組み合わせがいいか日々実験しています」と語っていて、私もいずれ“香りのコーディネート”にトライしてみたいなと思っています。Vyraoはフェートンで先行販売をしていましたが、この夏から正式に日本上陸をしてリステアをはじめとした様々なSHOPで取り扱いがスタート。ニッチフレグランスラバーの皆さん、ぜひチェックしてみてください!

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エディターHA

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。

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