海の向こうまで私の“言葉”を
届けてくれるプラットフォーム

バイヤーという仕事をしていることもあり、世界中のクラフト作品を目にすることが多い山野邉彩美さん。中でもアスティエ・ド・ヴィラットの食器が好きで、「私もこんなお皿を作ってみたい」と思っていた時、友人に誘われ約3年前に初めて陶芸教室へと足を運んだ。「仕事だと全てが自分の思い通りになることってありませんよね。でも趣味の陶芸なら100%で自分を表現できるんです。それが楽しくて、今ではすっかり私のライフワークになってしまいました」

1 半年前に購入したろくろを回す山野邉彩美さん。近い将来にはアトリエを構えられるように準備中。窯も用意して、焼き上げまでできるようにする予定

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当初はインスタグラムに作品を投稿してもあまり反応はなかったという。でも経験を積んで腕が上がった最近は、海外の人からも「いいね!」やコメントをもらえるように。「物作りに携わる一人として、アーティストの方から褒められたりするとやっぱり嬉しいですね。インスタグラムのいいところは世界中の人と気軽にコミュニケーションを取れるところ。今後は国籍関係なく、様々な人と展示をしたり制作したり、クリエイションを共有していきたいです」

2 伸ばして、縮めてを繰り返す「土殺し」という作業。空気を抜き粘土を均一にしながら、重心が真ん中にくるように回していく
3 この日は湯呑みを成形。ゆっくり指を入れながら、均一な厚さにするのがポイント
4 タコ糸でろくろから外す。「一番緊張する作業です。最近はかなり慣れてきました!」
5 成形した器は、2日ほど置いて半乾きに。その後木ベラなどで削り、細部を整えていく。さらに乾燥させてから焼くため、完成まで2〜3週間かかる
6 作品の撮影は白い布の上で。こだわりのポイントにピントを合わせるのが大切

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そんな山野邉さんにとってのアナザーフェイスは、”言葉”を増やすことだと話す。「仕事をしているだけだと、かかわれる人には限りがあります。でも作品が、私がどんな人か、何を考えているのかを違う角度から表現してくれるんです。その結果、今まで縁のなかった人がインスタグラムを通じて声をかけてくれたり、興味を持ってくれます。私という人間を伝えるためのコミュニケーションツールになってくれていますね」

7 部屋の壁を埋め尽くすこれまでに作ってきた作品の数々。「ルーシー・リーやバーナード・リーチなどの作品からインスピレーションを受けています」
8 食卓にリズムをつけられる小鉢。華やかなテーブルになるよう、イエロー、ピンク、グリーンを基調に。色はその時の気分でチョイスすることが多い
9 ワントーンの青色が美しいゴブレット。インスタグラムに投稿したところリアクションが良く、最近はゴブレット制作に精を出している

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やまのべ あやみ●EditionとSUPER A MARKETで販売員を経験し、TOMORROWLANDのバイヤーに。色や柄を駆使した私服スタイリングは業界内外にファン多数。趣味の陶芸と料理の腕前も話題。Instagram:@129nb

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