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ISSEY MIYAKEA SENSE OF JOY

イッセイ ミヤケ、プレイフルな創造

2019年9月、パリでイッセイ ミヤケの新デザイナー、近藤悟史氏による初のコレクションが発表された。
ショーでは「A Sense of Joy」をテーマに、ダンスを交えた演出で色柄溢れる軽やかな服を披露し、観客は拍手喝采。
新しいイッセイ ミヤケに注目したい。

STYLE

最新コレクションの中から、3つのシリーズをピックアップ。空気をまとっているような着心地の「AIR」、軽やかに弾むカラフルな「PANORAMA COLOR PLEATS」、動くたびに広がる「PARASOL PLEATS」。それぞれを、デザイナー近藤氏の解説とともに紹介する。

COLLECTIONS

ふわりと広がる裾や、動きとともに空気をはらむ服……。
鮮やかな色や柄で、着ることの歓びを表現したコレクション。

INTERVIEW

服を着ることの歓びを表現し、初のランウェイショーからすっかり観客を引き込んだ近藤悟史氏。彼がイッセイ ミヤケに入社した経緯から、日本を代表するブランドを継承する思い、今後の目標について聞いた。

Q
なぜイッセイ ミヤケに入社しようと思ったのですか?
A
中高生のころに自然とファッションに関心を持ったのですが、なかでもイッセイ ミヤケの服が好きで、憧れていました。イメージビジュアルも素敵だなと感じていましたし、文化的な活動にも興味を持ちました。また、個性を大事にしてくれそうな自由な会社だと思ったんです。三宅からはものづくりに向き合う姿勢を学びました。

Q
「イッセイ ミヤケイズム」とは?
A
“一枚の布”と身体の関係を起点として、人々をワクワクさせたり、生活を豊かにしたりするような普遍的な服づくりだと思います。

Q
“一枚の布”は裁断や縫製を極力行なわず、布の無駄を最小限に抑える考え方ですが、昨今モード界でも話題となっているサステイナビリティについてはどのように考えていますか?
A
イッセイ ミヤケに入社して学んだのは、社会的な意識を日々持つ、ということです。無駄を最小限に抑えたり、今に始まったことではないですが、長く着てもらえる服作りも大切だと考えています。

Q
イッセイ ミヤケの重要なテクニックであるプリーツにはどのように取り組みましたか?
A
今回は「まわる・おどる・はずむ」といったキーワードを先に掲げたのですが、それをより視覚的に表現するためにはプリーツのテクニックが最適だと考えました。

Q
イッセイ ミヤケにおいて、ご自身らしさをどのように発揮していきたいですか?
A
自分なりのユーモアや楽しさ、軽やかな要素を加えていきたいです。そして、現代の多様性に応えられるように、生活も気持ちも豊かにできる服を作りたいと思います。重くてストレスを感じるような服ではなく、洗ってすぐ乾くような扱いやすさもポイントにしていきたいです。

Q
今後の展望、目標を教えてください。
A
常に愛情を込めて一着一着の服を作り、イッセイ ミヤケをより多くの方々に知っていただきたいです。人間の感情を大切にし、人々の心を動かすことができたらいいです。また、少し先の未来をイメージしながら、生活を豊かにするものづくりをしていきたいと思います。

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Profile
デザイナー 近藤悟史
1984年生まれ。2007年上田安子服飾専門学校卒業後、イッセイ ミヤケに入社。プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケなどで担当デザイナーを務めた後、17年に三宅デザイン事務所へ移籍。19年にイッセイ ミヤケのデザイナーに就任する。

MOVIE

2020春夏コレクションショー

新デザイナー近藤悟史氏によるファーストコレクション。今すぐ駆け出したくなるような軽やかな素材と、鮮やかな色使い……。多くの人々の心を掴んだショーの様子をチェック。