TOD’S
それは、イタリアンエレガンス
90年代、ダイアナ元妃が愛用していたことから名付けられたトッズのアイコン「D バッグ」。今年の春、新たに「D スタイリング バッグ」としてアップデートを果たした。その唯一無二のエレガンスを、知的好奇心にあふれ独自の審美眼を持つ稲垣吾郎さんが解き明かす
Special Interview
軽くてしなやかな表情。自然と女性らしさがあふれてくる
「“D スタイリング バッグ”はひと目見た瞬間、蝶から着想を得ているジップの持ち手や食パンみたいなやわらかいフォルムが“可愛らしい”と感じました。レザーは上質で大人の女性が持つものだという前提ではあるんだけど……どこか少女性を秘めているね」とファーストインプレッションについて語る稲垣さん。トッズのヒストリーを紐解きながら、“D スタイリング バッグ”の魅力はイタリアらしいエレガンスへのこだわりにあると考えた。
「トッズといえば、ドライビングシューズの“ゴンミーニ”が有名ですよね。車に乗るときの靴というコンセプトや、かかとにペブルがついていてアクセルやブレーキの動作がスムースに行えるようになっているデザインが面白いね。僕もドライブが好きなので、車に乗る人の時間を大切にしている姿勢には惹かれるものがあります。昔、映画の『卒業』(’67)で使われていたアルファ ロメオに乗りたくて日本の輸入車ディーラーを訪れたことがあるんです。結局そこで出合ったマセラティを購入したんですが、イタリアの昔の車って、革やウッドを使ったインテリアが美しい。このバッグも上質なレザーが使われていることや、車のフォルムさながらの優雅な曲線にイタリアンエレガンスという共通点があるのかな」
20代前半、車をきっかけにイタリアの文化やファッションの世界に興味を持ったという稲垣さん。ライフスタイルにも影響があったのだろうか。
「初めて行ったイタリアはシチリア島で現地の方々にパスタをふるまうというテレビの企画でした。それから仕事で何度かイタリアに行ったことがありますが、家族を大切にするところやオンとオフの切り替えが上手なところ、女性へのスマートな接し方なんかは勉強になりますよね。最近、イタリア映画『おとなの事情』(’16)を観たのですが、その映画での男女のやりとりも面白かったな、とても舞台的で。今回はトッズの会長を務めるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏についても、お話を伺ったのですが、イタリアの職人技に誇りを持ちつつ、ワイナリーを所有していたり、車が好きだったり、社会貢献にも携わっている。強いパーソナリティでブランドを牽引していると聞きました。まさに人生を謳歌しているイタリア男性である彼の生き方は憧れますね」
Q&A Session
稲垣さんに直撃!
バッグにまつわる偏愛Q&A
Q1 - 一番最初に買ったバッグの記憶は?
自分で買ったものは忘れちゃったな。ウィメンズのバッグや靴のデザインってきれいだし、自分では使えないけど、女性にプレゼントした記憶は残っていますね。友人のデザイナーが作ってくれたレザートートは長く使って、思い入れもあります
Q2 - バッグの中に必ずいれておきたいものは?
夏場は扇子を持ち歩いています。あとは必要なペンやリップクリーム、ハンドクリーム、ときどきアロマオイルも
Q3 - どんなバッグを使っている人が素敵だと思いますか?
こまめにバッグを替えている人は中身もきちんと替えていて、身だしなみに気を使っている人なんじゃないかな。すっきりと最低限のものだけ持ってる女性はスマートに見えますよね。まあ、おしゃれかどうかって、バッグだけではなくてトータルのスタイルで決まるので、人それぞれのバランスがあると思います
Q4 - ふだんの荷物はコンパクト派? 大荷物派?
そのときに取り組んでいる仕事にもよりますが、基本的には荷物は少なければ少ないほどいい。でも財布と携帯だけっていうタイプでもないので、バッグの中はすっきり使いたいですね
Q5 - 男性が持つバッグってどんなものが理想?
男性のバッグって難しいんです。僕自身はスマートに見えることがかっこいいと思うから、トートバッグがいい。街ではスーツにリュックサック姿の人も増えたけど、僕はやらないかな。合理主義すぎるのも自分には合わない。あと、清潔感には気をつけています
Q6 - 「D スタイリング バッグ」の中で気に入った点は?
ミニサイズは携帯とお財布が入るぐらいかな。これは休日の女性のスタイルに合わせても素敵だと思いました。クロコの型押しデザインも素敵だけどレザーらしさを楽しむならブラウンのタイプもいいと思う。バリエーションが多くていいよね
Q7 - バッグに絶対に必要な条件は?
あまり冒険するタイプではないので、色は紺か黒。レザートートが多いです。バッグの中身は整理したいので、ポケットとかがついているとうれしい。あとは持ちやすさ重視です
PROFILE
いながき ごろう
1973年生まれ、東京都出身。俳優、歌手、司会などで活躍。8 月30日より主演舞台『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』に登場。2012年、2014年、2016年と3度にわたり上演された「恋と音楽」にまつわるミュージカル作品。
ITEM
クラフツマンシップの結晶!
「D スタイリング バッグ」の新作をレビュー
バリエーション豊富な素材や柄に、3つのサイズ展開――。さまざまなライフスタイルを持つ女性の感性に響くラインナップ。自由なデザインが魅力的な「D スタイリング バッグ」、あなたが選ぶならどれにする?
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LINENUP 1
蝶から着想を得た、羽のように広がるクロージャーが印象的。シックなブラックのカーフレザーはメタルミックスの別売りストラップとも好相性。
バッグ(スモール)〈H19×W33×D15〉¥216,000・ストラップ¥66,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 2
ブラウン色はエレガントな表情。手持ちのワードローブとも合わせやすい。ライナーにはジップポケットとカードスロットがあり、機能性にも優れている。
バッグ(ミニ)〈H17×W25×D14〉¥216,000・チャーム¥53,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 3
ハンドルとボディをグレーの2トーンで仕上げ、モダンな趣に。サイドには黒色を配して構築的に仕上げた。ツイストストラップを加えて、アイキャッチに。
バッグ(ミニ)〈H17×W25×D14〉¥199,000・ストラップ¥40,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 4
ワークシーンにフィットするサイズ感。クロスボディで使えるロングストラップはどのモデルにも付属。ツイストストラップとつけ替えて遊びたい。
バッグ(スモール)〈H19×W33×D15〉¥236,000・ストラップ¥40,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 5
モードマニアなら今季はアニマル柄をぜひ。ヘアカーフのラグジュアリーなマテリアルがデイリーなスタイルをアップデートしてくれる。黒のハンドルもクラシックな雰囲気。
バッグ(スモール)〈H19×W33×D15〉¥343,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 6
光沢のあるヌードベージュカラーにクロコの型押しを施したラグジュアリーなタイプ。コンパクトなので、パーティや和装ともフィットするタイムレスな魅力を放つ。
バッグ(ミニ)〈H17×W25×D14〉¥199,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 7
秋冬からマイクロミニサイズも仲間入り。ビビッドなバーガンディはスタイリングのアクセントに。ボリュームのあるチャームも可愛い。
バッグ(マイクロ)〈H14×W22×D10.5〉¥156,000・チャーム¥53,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
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LINENUP 8
カーリーな羊毛をフロントにミックスしたアニマル柄は秋冬ならではの上質な質感を楽しめる異素材コンビ。今季のトップトレンドでもあるコンサバスタイルにもフィットする。
バッグ(スモール)〈H19×W33×D15〉¥310,000/トッズ・ジャパン(トッズ)
MOVIE
トッズのアイコン、「D スタイリング バッグ」と一緒に撮影をした稲垣さん。スチールカットでは見られない、様々な表情はスペシャルメイキングムービーからチェック!
INFORMATION
ポップアップイベント「TOD’S SAFARI」開催!
サファリをテーマに、アニマルプリントをまとったアイコンバッグ「D スタイリング」が登場! 曲線を描くエレガントなフォルムに、秋らしいシックさと力強さが加わった。イベントスペースもサファリムードたっぷりの演出に。数量限定バッグや、アニマルモチーフのチャームも販売される。この機会に「D スタイリング」の新しい魅力を発見して。
ポップアップイベントは岩田屋本店(9月4日~10日)、西武池袋本店(9月18日~10月1日)、札幌三越本館(11月5日~11日)、小田急新宿店本館(11月15日~12月2日)、玉川タカシマヤ西館(12月4日~17日)を巡回予定