蟹座(6/22~7/22生まれ)
2023年前半、一番の朗報は真正面から睨みを利かせていた冥王星の影響が薄れること。冥王星が山羊座に入った2008年から、蟹座さんは「重要人物」の反応に一喜一憂したり、犬が狼を目指すような無謀な戦いに挑んできたかもしれません。意識が他者に縛られていたと言っても過言ではなく、特に2018年~2020年は顔で笑いつつ、心は血を流していたでしょう。
その後、自分の繭にこもる時期を経て、あなたは2022年5月から大活躍期を迎えました。しかし、この時期が満足なものになったかどうかは人によります。周囲に勇気を与える存在として輝いた蟹座さんがいる一方で、大きな焦りを感じ始めた人も――後者の方に申し上げたいのですが、誰よりもあなた自身を認めずにいるのは、ほかでもない自分ではないでしょうか。簡単に移り変わる他者の判断に自分の価値をゆだねるのではなく、あなたが最大の「自分のファン」でいなくては。まん丸な真珠は高く売れますが、丸いから最高に美しいというわけではありません。むしろ、バロックパールの方が複雑で深みのある輝きを放ちます――人も同じですよね?少々、クセがあったり、陰りのある自分もいい――2022年12月下旬、あなたはそんな結論に達し、肩の力が抜けるはずです。
そして2023年3月以降、人生は――これまでの超ハードモードから一転して――イージーモードになります。もう、あなたは「自分以外の何か」になろうとしませんし、リラックスしたまま輝けるようになるでしょう。あなたの心を支配してきた誰かは視界から消えます。
5月17日に木星が牡牛座に入ると、ますます人生はラクで自由に。ホホホ~ン♬ 最高に伸びやかなで笑い声に満ちた時間がやってきますよ。さあ、思いきり伸びをして、芝生に寝そべりましょう――そして好きに未来を思い描いてください。逆説的ですが「勝ち続けなければいけない」という思いを手放したとき、自分の脆さや弱点さえ魅力になり、あなたは真に「幸多い人」となるでしょう。人と関わること、愛し愛されることが今までよりずっと楽しくなり、夢見ていたような人間関係がどんどん広がっていきます。
自分で思う「全盛期」の自己イメージを手放しましょう。
過去の記憶に縛られず、年齢に抗わずに、今の自分の美しさや魅力を活かすメイクやコーディネートを研究して。