YU YAMADA
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FRED

山田優 × FRED
ESCAPE ―エスケープ―

コンテンポラリーなデザインで知られるパリの名門ジュエラー、フレッド。上質なプレシャスストーンやパールを用いた作品で知られるこのメゾンは、ファインジュエラーでありながら、また同時にパーツを付け替えることで様々な組み合わせで楽しむことができるインターチェンジャブルジュエリーなど、画期的な作品でも知られている。旅をこよなく愛した創業者のフレッド・サミュエルの面影を追いかけて、SPUR.JP のアニバーサリー連載第9弾ではリゾートムード溢れるデジタルコラージュの世界を表現。自由な感性でミックス&マッチして、モードなサマースタイルを。

STYLES

スタイルセッターとしても高い人気を誇る山田優が、モードなジェットセッターに。フレッドのモードなジュエリーを合わせて、バーチャルリゾートへ出かけよう。

HERITAGES

無類の旅好きであったという創業者、フレッド・サミュエルによって設立されたジュエラー、フレッド。伝統的なジュエリーデザインが多いパリにおいて、その軽やかなクリエイションは際立った存在感を放っている。そのモダンかつクリエイティブなメゾンのDNAを、10のエピソードと共に紐解こう。

  • 創業者フレッド・サミュエル

    アルゼンチンに生まれたフレッド・サミュエル。プレシャスストーンの輸出を手がけていた一家に生まれ、幼い頃からジュエリーの審美眼を養う。1936年にはパリのロワイヤル通りに最初のブティックをオープン。各界の著名人が集まる社交場として有名だったマキシムの向いという好立地も手伝い、瞬く間にフレッドはモダンなジュエリーの代名詞としてその名を轟かせる。

    ©︎ FRED

  • 養殖パールに魅せられて

    個性溢れる素材使いで知られるフレッド。中でもフレッド・サミュエルがいち早く目をつけたのが、養殖パール。とりわけ、淡いピンクがかったクリーム色のパールを愛し、現在に至るまで「フレッド カラー」と呼ばれ、世界中の女性たちを魅了している。

    有機的なパールの素材感が引き立つ “ベ デ ソンジュ” のネックレス

  • 銀幕のスターたちを魅了した輝き

    著名メゾンのスターダムには、セレブリティの存在が欠かせない。中でもフレッドは、時代を象徴するトレンドセッターたちに寵愛された。グレース・ケリーは、フレッドの現代的なデザインをこよなく愛し、1976年にはモナコ公室御用達ジュエラーに指名されている。

    ©︎ FRED

  • カラーストーンの魅力を世界に

    フレッドのクリエイションを象徴するのが、豊かなカラーストーン使い。1950年代にはネパールの王族夫妻から個人オーダーを受けたフレッド・サミュエルは、様々な色のサファイアとダイヤモンドを用いた作品を制作。大胆な色彩をまとったジュエリーは、メゾンの象徴的なスタイルとして現在に至るまで継承されている。

    フレッドの代表的なクリエイション “ベル リーヴ”

  • 現代アーティストとの邂逅

    メゾンヒストリーの中で、ジャン・コクトーをはじめ数々の現代アーティストから支持され、コラボレーションを行ってきたフレッド。今回新たにローンチしたプロジェクト “レゼルカル” では、フランス人イラストレーターのヴァンソン・ダレとのコラボレーションにより、ユニークなイラストレーションを打ち出している。

    1976年にフレッド・サミュエルがデザインし、グレース・ケリーが愛用したアーカイブ作品に着想を得たヴァンソン・ダレによるイラスト。

  • セーリングから生まれた“フォース10”

    旅をこよなく愛したフレッド・サミュエル。中でもセーリングは彼のライフワークで、1966年には、自身の長男が妻のためにヨットのケーブルを使って作ったというブレスレットを元に“フォース10”を制作。名前の由来は、セーリングで帆を上げられないほどの強風を意味し、エレガントさと力強さを兼ね備えたジュエリーとして今に至るまでアイコンとして知られている。

    ©︎ FRED

  • 伝説のイエローダイヤモンド

    独創的なカラーストーンで世界的に評価を獲得したフレッド。1960年代には、ブルネイ王室のリクエストで、ファンシーカラーダイヤモンドを使った作品を数多く制作。この時代に発表された、105.54カラットのファンシーイエローダイヤモンド“ソレイユ・ドール”は、歴史に残るクラウンジュエルとして語り継がれている。

    ©︎ FRED

  • 『プリティ・ウーマン』 とハートシェイプのルビー

    フレッドのヘリテージの中でも最も知られるのが、ハートシェイプのルビーをあしらったネックレス。映画『プリティ・ウーマン』にて、リチャード・ギアがジュリア・ロバーツにこのネックレスを贈るシーンは作品内でも象徴的に描かれ、フレッドは世界中の女性たちの垂涎の的となった。

    『プリティ・ウーマン』作中より、フレッドのネックレスとまとったジュリア・ロバーツ ©︎ FRED

  • インスピレーション源は南米、アイコン “パン ドゥ スークル”

    幼少期を過ごした南米からインスピレーションを受けたジュエリーを数多く手がけたフレッド・サミュエル。現在も続くアイコンのひとつ“パン ドゥ スークル”は、2011年にメゾン設立75周年を記念して発表されたもの。ブラジル、リオデジャネイロのシュガーローフマウンテンを象ったカボションカットのストーンが特徴的な作品だ。

    ©︎ FRED

  • インターチェンジャブルという画期的な提案

    フレッドのジュエリーに多く取り入れられるのが、プレシャスストーンやブレスレットのケーブルを付け替えられるインターチェンジャブルスタイル。メゾンの80周年を記念し誕生した“8°0”をはじめ、様々なスタイルやオケージョンに寄り添うジュエリーは、現代の女性たちに自由な創造性、そしてタイムレスなエレガンスを提供している。

    ©︎ FRED

10 ESSENTIALS

パリが誇る「モダン・ジュエラー・クリエイター」、フレッドのコレクションから、リアルプライスの10点を厳選。デイリースタイルをクラスアップさせるエッセンシャルを手に入れて。

SPECIAL MOVIE

風光明媚な南仏のビーチ、地平線の彼方まで続くアフリカの砂漠、エキゾチックなモスク…まだ見ぬ桃源郷を求め、フレッドのジュエリーとエスケープしよう。