Rina Fukushi
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Tiffany & Co.

福士リナ × ティファニー
STREET EMPIRE ―ストリート・エンパイア―

ティファニーの歴史は1837年、若き創業者チャールズ・ルイス・ティファニーによってアメリカ・ニューヨークから始まった。反逆精神を心に秘め、自分だけのルールでオリジナルのスタイルを主張する人々が集まるニューヨークの街。ストリートにみなぎる力強いエネルギーとスピリットは、常に時代の一歩先を行き、斬新なアイデアでジュエリー史に次々と伝説を残してきた創業者チャールズの精神そのものだ。そこで、SPUR.JPのアニバーサリー連載第4回では、新時代を切り拓くネクストジェネレーションにフォーカス。イット・ガールである福士リナをはじめ、ストリートで大人気のモデルたちが、伝統と革新に満ちたティファニーのジュエリーをモードにまとう。

STYLE

今をときめくモデルの福士リナと、ストリートで注目を集めるスタイルアイコンたちが、バリエーション豊富なティファニーのジュエリーをリアルにスタイリング。ジェンダーレスに楽しめるアイコニックなジュエリーを、自分らしくミックス&マッチ!

HERITAGES

ダイヤモンドオーソリティとして格式ある伝統を守りながら、時代の先を行く革新的なクリエイティビティで、ジュエリーの新境地を切り拓き続けるティファニー。鮮やかなティファニーブルーのボックスに包まれたジュエリーは、いつの時代も世界中の女性たちの憧れだ。その輝かしい歴史はチャールズ・ルイス・ティファニーが1837年、好景気まっただ中のニューヨークにブティックをオープンしたのが始まり。類まれなる審美眼と先見の明に長けた彼の精神は受け継がれ、今日に至るまでジュエリーの歴史を刻む数々の名作が生み出された。そんなアメリカが誇るプレミアム・ジュエラーの魅力を10のエピソードとともに紹介する。

  • ブランドの始まりはニューヨーク

    創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーは1837年、25歳のときに朋友のジョン・B・ヤングと、ティファニーの前身となる「ティファニー&ヤング」をオープン。父親から借りた1,000ドルを元手に、ニューヨークのブロードウェイ259番地に開いたその店は、アメリカでは手に入らない高級ステーショナリーや装飾品を扱い、上流階級の間で瞬く間に評判に。

    Courtesy Tiffany & Co.

  • 米国初のメールオーダーカタログ「ブルーブック」を発行

    1845年に米国初のメールオーダーカタログ「ブルーブック」を発行。乗馬用の鞍からフランス舶来のキャンディ、ヨーロッパ王室の贅沢なダイヤモンドジュエリーまで、幅広い商品を掲載。一流のジュエリーをアメリカで初めて紹介した。ちなみに現在「ブルーブック」は、希少なジェムストーンをふんだんに使い、独創的なデザイン哲学と卓越した職人技術で創られる珠玉のハイジュエリーコレクションの名称となっている。

    © Tiffany & Co.

  • 「キング オブ ダイヤモンド」の称号

    極上の宝石を入手することに情熱を注いだチャールズ。1848年にはヨーロッパ王族や貴族の希少なダイヤモンドジュエリーを数多く買い付け、本格的にジュエリー事業に参入。その類まれなる審美眼から、アメリカのメディアは彼を「キング オブ ダイヤモンド」と称して賞賛。1878年には世界最大級、最高品質を誇る287.42カラットのファンシー イエロー ダイヤモンド原石を取得。128.54カラットにカットし、「ティファニー ダイヤモンド」と名付け、世界的ジュエラーの地位は確固たるものに。

    Courtesy of Tiffany & Co.

  • ブランドの代名詞“ティファニー セッティング”誕生

    今日のエンゲージメントリングのスタンダードである、6本爪でダイヤモンドを支える“ティファニー セッティング”。これは1886年にティファニーが初めて考案したものだ。ダイヤモンドを台座に埋め込むセッティングが一般的だった当時、ダイヤモンドをアームから離して爪で持ち上げる革新的な手法を取り入れたリングは、あらゆる方向から光を取り込み、ダイヤモンドを最大限に輝かせると大ヒット。歴史に残る大革命だった。

    Tiffany & Co.

  • 映画『ティファニーで朝食を』との深い関係

    過去に伝説の「ティファニー ダイヤモンド」を身につけた女性は2人だけ。その1人として有名なのは、女優のオードリー・ヘップバーンだ。彼女は1961年、映画『ティファニーで朝食を』の宣伝ポスターで、世界最大級のイエローダイヤモンドをセットしたネックレスを着用。また映画公開から56年の月日を経て2017年、この憧れの“Breakfast at Tiffany's”が体験できる「ブルー ボックス カフェ」が、ニューヨーク5番街本店4階にオープンして話題に。

    ©︎ AFLO

  • 歴代ファーストレディを魅了したハイジュエリー

    アメリカを代表するジュエラーの地位を築いたティファニーは、その顧客リストに歴代ファーストレディたちの名を連ねた。リンカーン大統領夫人は、大統領就任の記念として特別に製作されたパールジュエリーを愛用。ジャクリーン・ケネディは、ジャン・シュランバージェがデザインしたジュエリーが特にお気に入り。中でも趣向を凝らしたエナメルブレスレットは、様々なオケージョンで着用され、“ジャッキー・ブレスレット”と呼ばれた。

    © AFLO

  • ニューヨークの街のアイコン「アトラス クロック」

    当時ニューヨーク・ブロードウェイ550番地にあった本店の正面玄関で、時計がまだ希少だった1853年から、時を刻み続ける「アトラス クロック」。1860年代には事務員や電報配達人が急ぎながら時計を見上げるイラストが新聞に掲載されるなど、正しい時を告げる存在としてニューヨーカーたちに親しまれてきた。一説によるとこの時計が止まったのは、1865年4月15日午前7時22分、エイブラハム・リンカーン大統領の死の瞬間のみだったとか。

    Courtesy of the Tiffany & Co. Archives

  • 伝説のデザイナーたちによる革新的な名作

    ジュエリー界に革命を起こした伝説のデザイナーたちがクリエイションに参加したのも、ティファニー独自のアプローチ。“オープンハート”“ビーン”“ボーンカフ”など、シンプルかつ造形美溢れる名作を生み出したエルサ・ペレッティ、“グラフィティ”をはじめバイタリティやイマジネーションが溢れたデザインが得意なパロマ・ピカソ、自然をモチーフにした芸術的な作品でニューヨークセレブに愛されたジャン・シュランバージェなどが代表。

    Josh Haskin

  • その名声はアメリカの歴史とともに

    1837年の創業以来、アメリカの歴史における節目に重要なデザインの制作を任されてきたティファニー。南北戦争中に製作された式典用の剣をはじめ、米1ドル紙幣に使われている合衆国印章(1880年代)、自由の女神像完成式典の招待状(1866年)、ホワイトハウスの正餐用食器一式(1968年)など、国事にまつわるデザインの多くをティファニーが担当した。

    Tiffany & Co. Archives

  • リード・クラッコフによるモダンなクリエイション

    2017年、注目デザイナーのリード・クラッコフがチーフ・アーティスティック・オフィサーに就任。彼が手がけた初のジュエリーコレクションが「ティファニー ペーパーフラワー」だ。ブランドの伝統である“自然主義”のテーマをモダンに表現したジュエリーは、フワラーモチーフの可憐さとインダストリアルな力強さが見事に融合。「ファインジュエリーの概念を覆し、日常的に纏えるラグジュアリーを提案したい」というクラッコフのビジョンが反映されている。

    Tiffany & Co.

10 ESSENTIALS

伝統と革新が交差するアイコニックなティファニーのジュエリーから、リアルプライスの10点を厳選。エターナルに輝き続ける、自分だけのエッセンシャルを手に入れて。

SPECIAL MOVIE

ストリートファッションのメッカ、東京・原宿を舞台に、注目モデルたちがティファニーを多彩にまとって共演するスペシャルムービー。ユースカルチャーのエネルギーと、リュクスなジュエリーが、最高にクールなハーモニーを奏でる。