チャリティ写真販売連載

自分のために、誰かのために、アートで手をつなごう

写真をる生活

日々の生活に豊かさをもたらす写真。部屋に飾ることが自分だけでなく誰かのためにもなるなら、こんなに幸せなことはないだろう。そんな思いからこの連載は始まった。写真の限定販売を行い、売り上げのすべてと、SPURから1枚売れるごとに1万円が、作品にちなんだ慈善団体へ寄付される。第2回は、Takako Noelさんによる『sunlight and air』。寄付先はライブエンタメ従事者支援基金「Music Cross Aid」。彼女の思いから、写真が人に与えるパワーを解き明かしたい。

作品 No.2:『sunlight and air』¥30,000

Music Cross Aid

今月のフォトグラファー

Takako Noelさん

タカコ ノエル●1991年、東京都生まれ。上智大学在学中にロンドン・カレッジ・オブ・ファッションへ留学。写真やスタイリング、雑誌編集を学ぶ。帰国後にフィルムカメラで作品を撮り始め、ビジュアル・アーティストとして活動を開始。2016年に開いた個展が話題となり、現在はSPURをはじめとしたファッション誌や広告、ミュージックビデオの撮影などで幅広く活躍中。

今回ご紹介する写真作品(額装なし)は、
mirabellaから購入ができます。

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作品の中に、自分なりのユートピアをつくる

 光の洪水のように七色が煌めく『sunlight and air』。この幻想的な写真は「虹が好き」と語るTakako Noelさんらしい一枚でもある。
「虹は見た人を無条件にハッピーにしてくれる不思議な存在。私にとっては平和の象徴なんです。撮影ではよく虹を出現させてシューティングします。イマジネーションが暗くなると気持ちまで引っ張られてしまう。だから作品にはポジティブで魂が軽やかになれるような純度があることを大切にしています」
 確かに彼女の作品は、どれもピースフル。そうした思いを強く抱くようになった背景には、交流のあるミュージシャンたちからの影響が大きい。
「たとえばGEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポー君は、いつも行動で示してくれるから頼もしい。コロナ禍での都市生活者や食料自給に対する問題提起として、農園に挑戦するプロジェクト『全感覚菜』を開催していました。そこでドラムの石原ロスカル君が行なった30時間耐久の演奏とみんなで作り上げていく様子が、とにかくピュアに平和を体現していて感動したんです。音や振動は私に知らない感情を教えてくれる。自分の表現への一番の刺激になっています」
 音楽から影響を受け制作する絵画や写真では、作品の中にユートピアをつくっている側面があると語る。
「地球はこういう星であってほしい、という願いを込めて撮っています。こんな世界にしたいなという提案です。そのイメージをみんなで共有できたら、きっと一つの方向に向かえるはず。写真でビジュアライズすることで、現実に少しの変化が起きて、その積み重ねで理想の世の中に近づけると信じています。第一歩として、『sunlight and air』からプラスのエネルギーを受け取ってもらえたらうれしいです」
 彼女が目指すのは、人間も自然も動物も、みんなが満たされた世界だ。
「自然に身を置くと本来人間も宇宙の一部だということを感じ、体の中でパワーが回復していきますよね。人間だけでは絶対に生きていけないのだから、自然や動物の幸福の追求は必要不可欠。ひとりひとりが持っている力を最大限に発揮し、気持ちよく伸びをするイメージで思いきり手を広げ、みんなで地球に大きな平和の輪をつくれたらいいな、と思います」

1 親しくしている音楽グループ「ヘンタイカメラ」。そのメンバーであるAkira Arasawaさんを富士山を背景に撮影。法被のアートワークは、刺青師・梵天太郎さん

2 ヘンタイカメラのインドでのライブに同行した際に。ホテルのプールの水面が、ゴアの街でよく目にした神聖幾何学のモチーフ、「フラワー・オブ・ライフ」に見え、思わずシャッターを切った

3 プリントした写真にペインティングを施す、初期の頃から行なっている表現手法で、人物の感情を描きたいという思いから始めた。Takako Noelを象徴する作品に

4 美しい光の中で女性を撮ることも多く、プライベートでモデルのマーランドとシューティング。撮影中は光でペイントしている感覚。その場にある光をどれだけピュアに写し取れるかを意識している

donated to...

Music Cross Aidとは?

日本の音楽を途切れさせないために ミュージシャンの友人が多く、音楽から多大な影響を受けてきたTakako Noelさんの意向で、今回はMusic Cross Aidへ寄付をすることに。
 このプロジェクトは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって大きな影響を受けているライブエンターテインメントを守るべく、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会の主要3 団体によって立ち上げられた。アーティストを支え、ステージを作り上げるために尽力している事業者や技術・運営スタッフに活動を継続するための資金を支援するのが目的だ。
 完全な形でのライブエンターテインメントの再開の見通しが立たない今、音楽文化の断絶を防ぐためには、この産業を担う人々の生活を支えることが急務。現在だけでなく、未来のミュージックシーンを見据えて活動をしている。 https://www.musiccrossaid.jp

作品 No.2:『sunlight and air』¥30,000

Music Cross Aid

今回ご紹介した写真作品(額装なし)は、
mirabellaから購入ができます。

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※10枚限定での販売となります。
※1枚販売されるごとに売り上げ3万円全額と、さらに1万円の寄付をSPURからMusic Cross Aidにさせていただきます。
※商品の発送は10月下旬の予定です。 〈お問い合わせ〉
TEL:0570-008010 mirabella(集英社 HAPPY PLUS STORE コンタクトセンター)
〈受付時間〉(平日)9:00-20:00 (土日祝)9:00-18:00 年末年始を除く
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