Desigual. × M / mika ninagawa
スペイン発のプレイフルなスタイルを提案する「デシグアル」。春のポジティブな風に乗って、スペシャルなコラボレーションのニュースが飛び込んできた! タッグを組んだのは写真家・映画監督として活躍する蜷川実花。彼女がディレクションする「M / mika ninagawa」とのカプセルコレクションが、満を持してローンチする。SPUR.JPのためだけに撮り下ろしたファッションシューティングと共にチェックして。
SCROLL
STYLE
ブランド創立の地である、スペイン・バルセロナ。蜷川実花が2022年初夏に訪れ、新たに撮り下ろした写真作品、アートワークが最新コレクションで踊る。ウェアラブルなアートへと昇華したアイテムをまとい、そのパワフルな魅力を堪能したい。
PRODUCT
デイリーなワードローブとも相性抜群のアーティスティックなコレクション。心惹かれるアイテムを手に取って。
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ピースフルなブルーに包まれたい
霞がかった幻想的な風景は、蜷川氏が惹かれたスペインの花。エネルギッシュなだけではなく、詩的なバルセロナの一面も切り取った。
フーディ¥19,900/デシグアル 東京 銀座中央通り(デシグアル)
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花の凜とした強さをアレンジ
花々の写真を直線的にコラージュしたアイテム。赤やピンク、黄色などエネルギッシュな色彩をまといたい。
Tシャツ¥12,900/デシグアル 東京 銀座中央通り(デシグアル)
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桃源郷に導かれて
パワフルに咲き乱れる花々に吸い込まれるアートワーク。オーバーサイズなので旬な着こなしに重宝するはず。
ドレス¥15,900/デシグアル 東京 銀座中央通り(デシグアル)
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吸い込まれそうな空の色
バルセロナの快晴の空を背景に、観覧車を仰いだダイナミックな構図。マチもたっぷりあるので収納性も高い。
トートバッグ〈H34×W43.5×D15〉¥14,900/デシグアル 東京 銀座中央通り(デシグアル)
INTERVIEW
国際女性デーとなる2023年3月8日にローンチされた今回のカプセルコレクション。スペイン・バルセロナを訪れ撮影に挑んだ様子や、商品に込めた思いなど、蜷川実花さんに聞いた。
- Q
- 今回のプロジェクトでは、2022年6月にデシグアルの本拠地であるスペイン・バルセロナで撮影されたそうですね。訪れた印象を教えてください。
- A
- 「実はバルセロナに行くのは初めてだったんです。友人たちからもきっと好きなはず、と薦められていたのですが、なかなか機会がなくて。今回のお話をいただいて、今だ!と思いました。昨年の6月はコロナ禍を経て、少しずつ海外に行けるようになったばかり。バルセロナに着くと天候は穏やかで、暖かくて、すべてがキラキラと輝いて見えたんです。その開放的な雰囲気に圧倒されて、心が晴れるような明るい気持ちが戻ってきた気がしました。意識していたわけではないのですが、自分でも萎縮していたんだと、そこで気づきましたね」
- Q
- 撮影時のエピソードや夢中になって撮ったものはありますか?
- A
- 「目的地は決めてはいましたが、予定していたところだけでなく、ちいさな遊園地だったり、バス停にブーゲンビリアが咲いているところを見かけて、急に撮らせてもらったり、みんなで現地の植物を求めて歩き続けたり。撮影して、また移動して、というような、楽しい時間を過ごしました。一番印象に残っているのはサグラダ・ファミリアですね。中に入って見たステンドグラスは本当に素晴らしかったので、今回のアイテムの写真にも選んでいます。夕暮れに撮った噴水もマジックアワーの色彩に染まって印象的でした。仕上がったフーディも一番のお気に入りです」
- Q
- 今回のコレクションに込められた想いを、お聞かせいただけますか?
- A
- 「バルセロナに着いて、私も実際にデシグアルの洋服を着てみたんです。とても華やかなブランドなので、日本で着るなら、どんなパターンがいいかなと考えながら。最終的に、デシグアルが持つエネルギーや生命力がダイレクトに伝わるコレクションにしたいと思いました。コロナ禍を経て、やっと気持ちも前向きに、明るい色をまといたいムードでもありますよね。シンプルに生きていることの素晴らしさを見つけた旅でもあったので、ここからの“再生”を印象付けたいというのがテーマです」
- Q
- このコレクションは国際女性デーに合わせてローンチされましたが、そこに込められたメッセージなどはありますか?
- A
- 「私たちにとって、自分が着たい服を着ることは、とても重要だと思っています。誰かのために装うことも時にはありますが、自分が気持ちよくいられる服を着るのが一番。これを着たら周りにどう言われるかな?とか、モテるかな?という考えもあるかもしれませんが、まずは自分を大事にすることを考えたい。それは単に着心地とかのことだけではなくて、普段着ないような服を選ぶこともそう。洋服って、ちょっと冒険するだけで気持ちが変わったり、新しい自分に出合ったりすることもあると思うので。私もバルセロナで感じたんですが、『こうでないといけない』という思い込みにとらわれていたな、と。何のために、これを着たいのかということが抜けていたんですよね。誰かを傷つけたり、迷惑をかけない限り、自分がやりたいことをやったり、着たい服を着たり、言いたいことをきちんと発信するということって大事。私の服が、そういうきっかけを作ったり、誰かの背中を押せるような存在になれたらと思うんです」。
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- PROFILE
- 蜷川実花(にながわみか)
写真家、映画監督。写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。
主な個展
「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年
「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」2018年~2021年(日本の美術館を巡回)
「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館2022年
「蜷川実花 瞬く光の庭」東京都庭園美術館2022年
INFORMATION
東京・大阪でポップアップストア開催!
「M / mika ninagawa」とのカプセルコレクションローンチを祝して、東京・大阪でポップアップストアが開催中。スペイン・バルセロナで撮り下ろしたエネルギーにあふれたアイテムすべてが間近で見られる貴重な機会だから、パワーをもらいにぜひ訪れて。
*そのほか上記カプセルコレクションは、デシグアル 東京 銀座中央通り・デシグアルストア 原宿・デシグアル 心斎橋店・公式オンラインストア・ZOZOTOWNにて販売中。日程:2023年3月8日(水)~3月14日(火)
場所:
【東京】渋谷PARCO 3F エスカレーター横
【大阪】阪急うめだ本店 3F コトコトステージ31