INTERVIEW

明るくハッピーに、ときにぐっと大人っぽい表情でポール・スミスを着こなした忽那汐里さん。次々繰り出された愛くるしい魅力は、ファッションへの好奇心と深い愛情から生まれたもの。忽那さんの等身大のファッション観に迫った。

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今回着た4つのスタイルで一番好きなものは?

「ネイビーのセットアップですね。なかなか女性の体のラインを引き立ててくれるスーツに出会えないことも多いですが、中性的でありながらも女性が似合うセットアップだと思いました。軽くて着心地もすごくよかったです」

ポール・スミスの服にはどんな印象をお持ちですか?

「色が生きる服。お洋服自体はシンプルな印象ですが、どんな形であっても最適で着こなしやすいカラーが取り揃えられていると思います。今回も、ビビッドで印象的な色使いだな、と感じました」

プライベートではどんなお洋服を選ぶことが多いですか?

「モードから、カジュアルなバンドTまで幅広く着ますが、基本はシンプルなものが好きですね。そしてヴィンテージが大好きなので、その日のコーディネートに何かしら取り入れていることが多いかもしれません。東京ではモノトーンの服を着ることが多いのですが、海外へ行くときはその土地の気候や雰囲気を考えてパッキングしています。先日LAへ行ったときに、モノトーンだと何だか街に浮いてしまう感じがして、カラフルな服を現地で買いました」

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ニット¥23,000

着こなしでこだわりはありますか?

「お守り感覚でつけているジュエリーですね。どれもゴールドですが、18歳になったときに両親に贈られた指輪や、ピアスやネックレス、時計といつも決まったものをつけています」

お仕事で着てみたい衣装はありますか?

「最近ダンスシーンのある映画がやっぱり素敵だなあと思っていて、1920年代のようなキラキラしたキャミソールのようなドレスを着て踊りたいです」

この春夏に購入した服や、探しているアイテムはありますか?

「先日海外で、たまたま入ったセレクトショップで、日本にまだ上陸していないブランドをいくつも見かけて思いがけず買ってしまいました。赤みのあるブラウンのシアーなニットトップスがお気に入りです。あとは、ハイウエストのショートパンツをずっと探しています。なかなかショート丈に出会わなくて、今年こそ見つけたいと思っています」

PROFILE

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忽那汐里

くつな しおり●女優。オーストラリア出身、国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞しデビュー。話題の映画やドラマに出演をするほか、2011年、キネマ旬報新人女優賞、2013年、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ホウ・シャオシェン監督、ウェイン・ワン監督など、海外の巨匠の作品にも出演。今年全米公開予定の映画『THE OUTSIDER (原題)』で、ヒロイン役でハリウッドデビューを果たすなど、国内外で活躍する国際派女優。