心に語りかけるムスクの香り

植物の匂いよりも人の本能にアピールするのが動物性の香料。その代表、天然のムスクは稀少なため現在ではほぼ使われなくなったが、精度の高い合成香料により、ムスクの香りは今なお数多く発表される。シルキーな人肌を思わせる深みのある甘い香りが人を魅了してやまない

(右)オレンジのまろやかな香りをシルキーなムスクが甘くソフトに包み込んで。ラルチザン パフューム イストワール ド オランジェ オードパルファム(100㎖)¥19,500〈限定発売〉/ブルーベル・ジャパン

(中央)1930年代から60年代にかけて一世を風靡したフレグランスメゾンが復刻。ミュゲ、イランイラン、ジャスミンにローズ……、白い花々とムスクが織りなす永遠のエレガンスに心震わせて。
ルガリオン ソルティレージュ オーデパルファム(100㎖)¥18,500/インターモード川辺 フレグランス本部

(左)蠱惑的なローマの夜をイメージ。ジャスミンとチュベローズをブラックムスクと深みのあるウッディノートで妖艶に。ブルガリ ゴルデア ローマン ナイト オードパルファム(50㎖)¥11,800/ブルガリ パルファン事業部

内なる情動を呼び覚ます、美しいひとのための官能香水

SOURCE:SPUR 2017年10月号「美しいひとのための官能香水」
photography:Kaz Arahama〈D-CORD〉 styling:Masayo Kooriyama  edit:Teruno Taira special thanks:Maho Yamada(Fragrance adviser)

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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!

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