メイクアップアーティストの耕 万理子さんが、人気ブランドのランウェイから気になるベースメイクをピックアップ! 今シーズン、最も旬なベースメイクの質感とは?
肌づくりの匠~、旬の質感教えて
1 新感覚マット
主張の強いボーダーやグリッター、プリント柄などカラフルな色にあふれていたグッチ。「服とは対照的にメイクは色も薄めでシンプル。なのに強いインパクトを残しているのは肌が新感覚のマットだから。薄くてもきちんとラグジュアリーな肌に見せるのが特徴です」(耕)
2 なりすましヌードスキン
ビッグショルダーのパンツスーツなどのルックが印象的だったジル・サンダー。「ここでメイク感を出すと急に古い感じになってしまう。メイクはカラーレスに、素肌がきれいなふうを装ったヌーディな肌が気分です」(耕)
3 ナチュラルつや肌
オプティカルなプリントやフェザー使いが目を引いたプラダ。「このツヤ感は日本人が好きな肌質感。近所のお出かけからきちんとした場所まで間違いがない」(耕)
4 立体小顔ヌード
フリルやレース、シースルーと甘いディテールで春気分のクロエ。「甘い雰囲気の服に甘いメイクではトゥーマッチ。キュッと引き締まった、メリハリある立体的な顔にすることでバランスを図って」(耕)
新感覚マット、モードな
装いと好相性ね
情報提供者
耕 万理子
(メイクアップアーティスト)
外資系ブランドのシニア・アーティストとして活躍後、独立。ランウェイのバックステージで培った経験からトレンドを読み解き、リアルに落とし込むテクニックとセンスは抜群。道子も大ファン。