中世の時代にはその香りを使って男性を誘惑してはならないというお触れも出たというチュベローズと、女性ホルモンに働きかけるフェミニニティの象徴、ローズ。奇しくも秋の新作はこのふたつの香りが大きな潮流に。花々の誘惑には誰も抗えない
月下香 Tuberose
1 天然インド産チュベローズとジャスミン。各アブソリュートをメインに業界初の特別な抽出法を用いて、多彩な花々が咲き乱れるさまを表現。
グッチ ブルームオードパルファム（50㎖）￥10,800／ブルーベル・ジャパン
2 チュベローズにジンジャー、サンダルウッドを組み合わせ、フレッシュでミステリアス、ウッディかつスパイシーな香りに。エルメスらしい遊び心が光る。
《ツイリー ドゥ エルメス》オードパルファム ナチュラルスプレー（85㎖）￥17,500／エルメスジャポン
3 ハートノートではなく、トップにインド産チュベローズを据え、ミステリアスなムードを漂わせて。
ミラー ハリス チュベローズ オーデパルファム（100㎖）￥27,500〈10月18日発売〉／インターモード川辺 フレグランス本部
4 シャネルがグラースで守り育てているチュベローズをフィーチャー。ジャスミンやイランイラン、オレンジフラワーにチュベローズが添えられ、えも言われぬ美しい香りに。
ガブリエル シャネル オードゥ パルファム ヴァポリザター（100㎖）￥18,500／シャネル
薔薇 Rose
5 アロマティックなローズの香りはトルコの伝統的なスパ、ターキッシュバスがイメージソース。
ペンハリガン サボイ スチーム オードパルファム（100㎖）￥22,000〈9 月13日発売〉／ブルーベル・ジャパン
6 芳ばしいアーモンド、フローズンペアーがキラキラと弾けたあとに舞い降りるやわらかなローズの調べ。グラマラスな変化がとびきりエレガント。
ヴァレンティノ ドンナ アクア オーデトワレ（50㎖）￥10,200／インターモード川辺 フレグランス本部
7 ブランドの伝説的名香を現代女性に向けてアップデート。土っぽさを取り除く最新の調香技術でダマスクローズとグラースローズの輪郭が官能的に現れる。
ミス ディオール オードゥ パルファン（50㎖）￥12,000／パルファン・クリスチャン・ディオール
8 ラズベリーの生き生きとした香りで幕を開け、クリーミーなターキッシュローズヘ。ローズの残り香を包み込むスエードムスクが革製品ブランドのIDを伝えて。
コーチ オードパルファム（50㎖）￥9,000〈9 月13日発売〉／ブルーベル・ジャパン
内なる情動を呼び覚ます、美しいひとのための官能香水
SOURCE：SPUR 2017年10月号「美しいひとのための官能香水」
photography:Kaz Arahama〈D-CORD〉 styling:Masayo Kooriyama edit:Teruno Taira special thanks:Maho Yamada（Fragrance adviser）
着たい服はどこにある？
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある？」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR３月号です！
