ぽっこりお腹を解消するには、インナーマッスルも大事! 「インナーマッスルが使えるようになると、お腹はキュッと引き締まります」そう語るのは、早稲田大学教授でスポーツ医学にも精通している金岡恒治さん。「鍛えようとしなくていいんです。インナーマッスルを使えるようにすることが、ぽっこりお腹解消の近道。1日たったの10秒からはじめられますよ!」
基本はたったの10秒! ドローインでぽっこりをスッキリに
お腹のなかの腹横筋、腹斜筋を中心としたお腹まわりの筋肉を効率的に使うことで、ぽっこりお腹は解消していきます。その方法は、とにかく簡単! ドローインと呼ばれるシンプルな動きで、誰でも、寝起きでもできる。寝ている状態でも、立っている状態でも、気がついたときに取り組んで!
1. おへその下あたりにある丹田に力を入れる。
2. お腹を内側に引き込むように意識。
3. 呼吸は止めず、いつも通りに。
4. 1回10秒でOK。
1回10秒意識するだけでよく、いつやっても、何度やってもOK。顔を洗うときや歯磨きをするとき、電車内や信号待ちしているときなど、気が付いたらドローインを心がけるようにして。「1日朝晩10秒×3回だけでも、2〜3ヶ月で腹横筋が使えるようになります」(金岡恒治さん)
応用編! 30秒エクササイズ
もう少し頑張れそうな人や早く結果を出したい人は、応用エクササイズに挑戦! 応用編といっても基本のドローインに1アクションを加えた、30秒でできる簡単な動き。寝る前の時間でやってみるのはいかが?
1. 仰向け寝から、腰を浮かしてキープ【10秒×3回】
仰向けに寝て視線は天井に。手の平は床につけてひざが90度になるように立てて。そのまま腰だけを浮かしてキープ。10秒を1セットにして3回。胸からひざが、一直線になるように注意して。もう1ステップ頑張りたい人は、膝にボールを挟むとより腹横筋に働きかけることができる。
2. 四つん這いから、手足バランスキープ【10秒×3回】
両手は肩幅に開いて床につけ、脚はひざを床につけて肩幅に開く。右手と左足を床と平行に伸ばしてキープ。お腹も床と並行になるように気をつけて。10秒を1セットにして3回。反対側も同様に。
金岡恒治さん
早稲田大学スポーツ科学学術院教授。スポーツ医学、運動療法の教育・研究に携わり、ロンドン五輪にはJOC本部ドクターとして帯同。著書は『一生痛まない強い腰をつくる』(高橋書店)など多数。