「あれ⁉︎ ジッパーが上がらない⁉︎」。ステイホームで、ほぼ毎日リラックスした部屋着で過ごしていたら知らぬ間にお腹まわりや太ももがダブついていて、デニムをはいてみたらパツンパツンに!?
「そんなとき、慌てて腹筋やスクワットを始めても、効果が出ないことが多いんです」と話してくれたのは、骨盤矯正パーソナルトレーナーのNaokoさん。
「お腹や下半身太りの原因は、運動不足で腹筋や太ももに脂肪がつくからと思っている人が多いと思いますが、本当の原因はお尻なんです」。
上半身と下半身をつないでいる土台はお尻。お尻の筋肉が怠ければカラダが歪みやすくなり、動かさない筋肉が多くなって、そこに脂肪がついてしまう。だから、鍛えるべきは“おしり筋”!
「“おしり筋”とは具体的には大臀筋、中臀筋、小臀筋のあたり。このあたりの筋肉を伸ばして動きやすくすると、それだけで痩せやすいカラダを作ることができ、腹筋やスクワットなどの筋トレも正しく効果的に行えるようになります」。
“おしり筋”伸ばし!
1)正座をして床に手をつく。このとき、手は頭の少し前にし、4秒かけて息を吸う。
2)左脚を後ろに伸ばし、右脚は膝を外に開き、4秒かけて息を吐きながらお尻を下げる。
3)右のお尻を床から浮かせたりつけたりしながら、ゆっくりと左右に動かす。このとき、骨盤と床は平行になるようにし、足の指は小指までしっかり床につける。反対側も同様に、左右各3〜5呼吸ずつを1セットとして行う。カラダが硬い人には、膝を外に開くのが最初はキツイかも。でも、お尻のあたりの筋肉が伸びているのをすぐに感じられ、左右5セットも行えばうっすら汗もかきスッキリ感も。年末年始、このくらいなら運動が苦手な人でも続けられるはず!
●教えてくれたのは Naokoさん
骨盤矯正パーソナルトレーナー。著書に『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹』(学研)